気違いに刃物
「気違いに刃物」とは、精神状態が普通でなく正常ではない言動をすることだ。昨日、ニュースを見ていてつくづく実感した。韓国・大田地裁は、証明証書もない700年前の略奪を根拠に、日本から盗まれた仏像を韓国の寺に引き渡すよう命じた。韓国の裁判所では、盗んだ物を元の人に返すという当たり前の理屈が通らない。裁判官は、14世紀に倭寇に略奪されて対馬に渡ったとみるのが妥当と、数百年前の出来事を見てきたかのように断じたが証拠などあるはずはない。日本に来た経緯は、はっきりしないというのが事実だ。韓国の仏像窃盗団に有罪判決を出しながら、返還は認めないという非常識な司法判断だ。この理屈がまかり通るのであれば、韓国とはあらゆる交渉が成立しない。いずれにせよ、ユネスコの文化財不法輸出入等禁止条約では、盗難文化財の原則返還を定める。まずは盗まれた日本の観音寺に戻した上で、歴史上の経緯について議論すべきだ。これで、韓国とどんな国際条約を結んでも無駄だと言うことがわかった。前国連事務総長を務めた潘基文までが、売春婦像撤去を定めた日韓合意を反故にするというから朝鮮半島の住民のお里が知れる。一方、メキシコのペニャニエト大統領は、トランプ米大統領と予定していた会談を中止することを発表した。トランプが不法移民対策としてメキシコ国境の壁建設を指示し、建設費をメキシコに支払わせる方針を示していることに反発したことが原因だ。トランプは、メキシコが米国に十分な敬意を払わないなら、会談しても意味がないというが、何様になったつもりだ。米国民が選んだトランプだから、米国内の事なら何をしようが知ったことではない。しかし、他国に一方的に軍事力で自分の主張を押し付けるなら、習近平やプーチンと同じだ。中南米諸国にとっては、米国に土地を略奪された19世紀に逆戻りしたようだ。ならず者による恐怖政治だ。トランプの本質は、どうも白人至上主義のレイシストだ。米国が、メキシコ、カナダとのNAFTAに不満なら英国のEU離脱のように外交を通じて交渉すべきだ。米国の方針が決まらなければ、メキシコに進出する日系企業は、動向を注視して右往左往するしかない。当事者能力が疑わしい者に権力を与えると、世の中がひっくり返ってしまう。安倍首相も急いで訪米をして、首脳会談などするものではない。拙速な言動は、国益を損ねる。愚生の見立てだが、トランプは狂っている。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 政府職員の処分はもっと厳しくすべきだ。(2021.02.27)
- 東京都の重症者の病床使用率(2021.02.25)
- 都心の一部を除けば不動産売買は停滞(2021.02.22)
- 逆資産効果で大きな経済的な損失(2021.02.17)
- 「ジョブ型雇用」というなら社長の交代から(2021.02.16)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 支那に関わらないことが身の安全(2021.01.02)
- 首相が守らないから国民に聞く耳はない(2020.12.27)
- 事業意欲を大きく削ぐのではないだろうか(2020.11.06)
- 安倍政権の成果は、5%から10%の消費税値上げのみ(2020.08.25)
- 固定資産税が2021年度から増税(2020.05.25)
「支那・朝鮮」カテゴリの記事
- 「天皇陛下」を「日王」と侮蔑(2021.01.24)
- 「騙される方が悪い」というお国柄(2021.01.09)
- 21世紀の近代国家と呼ぶには相応しくない(2021.01.08)
- 自滅してくれるのが一番良いと願う(2021.01.05)
- 共産党が略奪するという構図(2020.12.28)
コメント