ドル高を見越したマネーの動き
愚生は、暇に任せて株式市場の掲示板を見る。個人に人気のある銘柄掲示板では、売り煽りや買い煽りが多く投稿されている。こんな掲示板に何を書こうが、株価に影響は出ない。なぜなら、大口投資家は掲示板の意見を参考に株を売買することはないからだ。株が上がって(下がって)欲しいという切なる思いからの書き込みも散見する。株を保有していた時は、上がる材料を捜しまくって書き込んでいた人も、とうとう諦めて損切りした後は、すいぶん否定的なコメントを書きこむ。売却した後に、上がると悔しいから、辛口な内容が多いのだろう。心中を察すれば、容易に彼等の未練がましい行動が理解できる。儲けようと思っている時は、なかなか読み通りに相場は動かない。欲の皮が突っ張ると、素直な気持ちで市場を見ないからだ。愚生の投資歴も長いため、どうしたら負けるのかという経験は豊富だ。自分の過去を振り返るだけで十分だ。一方、勝ち方のコツはというと、経験が少ないためよくわからない。しかし、はっきり言えることは、愚生と反対の売買をすることだろう。株の短期売買は、投機だから企業の業績よりも、タイミングやアノマリーが優先される。愚生のような年老いた者は、儲けなくてもよいが、損しなければいい。それならば、現金で持っていればと助言をするだろうが、そういう気持ちにもなれない。何かしたいのだ。やはり、口で何と言っていようが、いつまでたっても煩悩は消えないようだ。ところで、米国金利の上昇局面では、ドル高が起きる。反対に、円安が起きることも確かだ。ただ、今の水準から更に安くなるかは、神のみぞ知る世界だ。ドル高を見越したマネーの動きが、今がその水準なのかもしれない。深読みすれば、そう単純ではない。一昨日のブログで、愚生の持っていたJ-REITは年明けに増資があったことで、1月末は安いと書いた。しかし、チャートを見れば、株価はJ-REITインデックスと相関関係にある。要するに、1月末は安いから、増資の基準価格として使っているようだ。それでは、なぜ安いのかと言えば、年末の評価替えのため、価格維持で買い上げた株を、解消売りするせいだろうか。
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