思い出を車窓から見られる旅行ツアー
旅行会社というと、一昔前ならJTB(日本交通公社)が時刻表を販売していた関係でよく知られていた。一人旅が好きな愚生も、新婚旅行だけは交通公社の旅行パックで行った。ボストンバッグの運搬や観光スケジュールの調整を考えれば、そのほうが効率的だと思ったからだ。ただ、愚生の場合は、海外出張に行く場合も一人で行くことが多かった。特に海外出張では、文化や言葉が違うため、自分の面倒を見るので精一杯だ。その上「おし」で「つんぼ」で「いざり」の同僚や上司の面倒まで見ていられない。手がかかるくせに、海外出張に行きたがる先輩には、何時も腹立たしい気持ちだった。ところが、退職後のシルバーライフになると一人旅というわけにはいかない。常にかみさんが付いてくる。断る理由を考えるのは大変なため、夫婦で旅行することになる。そうなると、一人身の気楽な旅行でないなら、旅行ツアーのほうが安くて便利だ。毎年一回くらいは、帰省を除いても必ず旅行している。今年も、クラブツーリズムという会社のパック商品を考えていた。3月に行く予定で、早々に山陰・山陽地方の7日間ツアーを予約した。ところが、ひと月前に旅行中止のお知らせが来た。そして、代替え案として4月下旬のツアーが提示されていた。しかし、かみさんは、3月行く気だったため、冬物の靴や服を既に買い込んでいた。日頃、クラブツーリズムは、紙爆弾のように旅行案内を送ってくる。そのくせ、今になってツアー中止、そして、代替えは時期が違うというのでは困る。他社に比べ割高だが、ホテルや食事が良いためよく参加していた。さんざん文句を旅行会社の担当者には言った。しかし、彼らが旅行企画や中止を決定したわけではないだろうから、申しわけないとは思った。ただ、久しぶりに思いっきり苦情を言ったので、すっきりした気分にはなった。しょうがないので、気を取り直していろいろ捜してみた。愚生は、勤め人時代に30年近くも新幹線で明石へ頻繁に出張した。その思い出を車窓から見られる旅行ツアーは、クラブツーリズムにしかなかった。結局、新幹線グリーン車使用の4月初頭に催行される山陰・山陽5日間ツアーを予約した。最近の旅行代金は、ヨーロッパへ10日間程度行くより高い。しかし、愚生は海外旅行が嫌いだ。なぜなら、日本より不味食事をわざわざ言葉も通じない所に行って食べる気がしないからだ。
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