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2017年2月24日 (金)

アパートバブルの崩壊

1 ここ数日、株価も東京REIT指数も小刻みな動きしかない。愚生も時間の無駄だと気付いて、最近は経済指標を逐一見るようなことはなくなった。過去の経験値から、指数や株価を熱心に見たところで、損益にプラスにはなっていない。むしろ、遠くに目標を置いて、大きな流れを汲み取った方が効率が良い。ここ一年くらいの標語は、「長期保有で、欲はかかないこと、資産管理が最も重要」「指数は2~3年の下降トレンド、中長期投資は内需銘柄」という視点だった。アベノミックスが思わしくなく、トランプ大統領が出現するまえだから、株価は今ほど高くはなかった。検証すれば、この標語は正しくなかったような気もする。ただ、「欲はかかないことと、資産管理」は、いつでも最重要項目だ。愚生のように還暦を過ぎて余生を楽しむ者は、儲けることより損をしないことが重要だ。デフレで、金利が安いからといって嘆くことはない。金利が安いということは、現金で持っていても目減りしない。土地や建物に替えて(買って)しまえば、換金する時に元の値段で売れるかは怪しい。東京郊外の土地などでも、固定資産税を巻き上げられた上に、買値より安い価格でしか売れない。田舎の土地なら、売却先そのものが見つからない可能性が多い。愚生の生まれ育った北陸地域にある不動産会社のチラシを見ると驚かされる。中心街の新築一戸建て物件でも、長期に安値で掲載されているが売れないようだ。どうも、40~50万人の県庁所在地の中核都市でも、この状況は同じようだ。価格の高い安い以前に、少子高齢化に拍車がかかって、物件の取引自体が減っている。一方、郊外や地方でも金利が安いからといって新築アパートが次々に建設されている。非正規従業員が多くなって、可処分所得が減るからアパート需要があるのだろうか。デフレ時代に家を買うより借りたほうが良いと考える人が多いのかもしれない。しかし、いずれにせよ、少子高齢化で入居者は減っていくのだろうから、アパートバブルの崩壊は起きる。金利がいくら安いからといって、借りたお金を物に替えれば、換金時は二束三文の値でしか売れない。騙されるほうが悪いと言ってしまえばそれまでだが、建設会社も生き残りのため背に腹は代えられないのだろう。

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