当時の熱き心だけが記憶に残る。
今朝のニュースに、ソフトバンクグループ社長の孫正義氏が、来日中のサウジアラビア国王サルマンと会談したことが載っていた。孫氏と言えば、ニューヨーク5番街にあるトランプタワーのロビーで、トランプ大統領とおそろいの共和党カラーの赤いネクタイをつけて会見した。昨年は、ロシア大統領のウラジミール・プーチンが来日した際に、肩を組んでいる映像も流れている。世界の要人と事もなげに会う人脈の源泉は、どこにあるのだろうか。愚生が孫氏の名前を知ったのは、ずいぶん昔で35年以上も前だ。その頃、高校時代の友人に田舎へ帰省した折に偶然出くわした。彼はいくつか会社を変わった後に、出版関係の小さな会社に就いていた。彼が言うには、社長は自分より年は下だが、迫力はすごいと言った。その社長が孫正義氏だった。その後、彼は教職の資格を取っているという噂を耳にしたので、会社は退職したようだ。その孫氏が最初に買収したCOMDEXは、当時世界最大のコンピューター展示会だった。愚生もコンピューターエンジニアの端くれだったため、何度か展示会を見に行った。ただ、こんな展示会で商売になるのかと内心思った。そのCOMDEXは、1995年にソフトバンクが買収後、2001年には他社に売却された。事業売買の損益については知らない。いずれにしても、自分より若い孫氏が世界の富豪に名を連ねているため、愚生の時代が悪かったと嘆く理由にはならない。カリフォルニアでは、次々と新しい企業が創業される。才能さえあれば、いつでも門戸は開かれているようだ。還暦を過ぎて、蠟燭が燃え尽きそうな愚生にも若い頃はあった。愚生が企画開発したネットワーク関連製品は、今も販売中止にならずにF社HPの片隅に載っている。だからといって懐が温かくはない。寂しい限りだが、当時の熱き心だけが記憶に残る。
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