悲惨な試合結果になる前にコールドゲーム
一昨日から、春の選抜高校野球が始まった。愚生は小さいころ地域の少年野球に参加していた。しかし、学校のクラブ活動として選択するほどではなかった。それでも、高校生が一生懸命にプレーする様は見みていて楽しい。別段、ひいきのチームなどはないが、愚生の所縁がある地域の高校を応援することにしている。ここ二日間、ひいきにしていたチームが連続してサヨナラ負けをした。愚生自身は、負けたからといって特別な気持ちはない。ただ、負けたチームの選手は、ずいぶん悔しい思いをしているだろうと同情する。優勝校以外は、いつか必ず負けるのだからと慰めてやりたい。いつも愚生が思っていることは、高校球児たちが恥ずかしくなるような大敗だけはして欲しくないという気持ちだ。ところが、報徳学園VS多治見は、21-0。報徳学園が21安打で21点を奪い大勝した。一方、多治見は5失策、打線も散発3安打で、三塁も踏めなかった。明らかに手合い違いだ。多治見高校は、「21世紀枠」という特典で甲子園に初出場した。21世紀枠は2001年の第73回大会からスタートしたが、多くが初戦敗退の憂き目を見ている。21世紀枠で、21安打、21失点という語呂合わせは面白いが、出場した選手たちは恥ずかしさと悔しさでいっぱいだろう。大会関係者が、自分たちの特権として出場校を決めるのことは楽しいだろう。しかし、力もないチームを無理やり出場させて、恥をかかせた責任は誰がとるのだろうか。少なくとも、悲惨な試合結果になる前にコールドゲームの規定を適用させるべきだ。
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