岩谷時子の訳詞マイウェイを眺めて

「To think I did all that;
And may I say - not in a shy way,
"No, oh no not me,I did it my way".」
「私のしてきたことを考えると
私は【shy】なやり方ではなかったと言える
いや、いや、私は違うのだ 自分の信ずるままに」
この個所の【shy】を「卑怯とか、恥ずべき」と訳すから愚生には、受け入れられない。
しかし、原詩の【shy】には、「臆病な、尻込みする」という意味もある。
誇ることではないが、卑怯なことをする時でも、堂々と尻込みせずにやってきた。こう考えると、訳詞を「ただ 挫けて逃げることだけは」と意訳して貰いたい。取るに足らない愚生でも、雌伏した時もあったが、悔しさをバネに臥薪嘗胆で這い上がったという気持ちはある。
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岩谷時子による訳詞
やがて私も この世を去るのだろう
長い年月 私は幸せに
この旅路を 今日まで越えてきた
いつも 私のやりかたで
こころ残りも 少しはあるけれど
人間(ひと)が しなければならないことならば
できる限りの 力を出してきた
いつも 私のやり方で
あなたも見てきた 私がしたことを
嵐もおそれず ひたすら歩いた
いつでも 私のやり方で
人を愛して 悩んだこともある
若い頃には はげしい恋もした
だけど私は 一度もしていない
ただ ひきょうなまねだけは
人間はみないつかは この世を去るだろう
誰でも 自由な心で暮らそう
私は 私の道を行く
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中島潤による訳詞
いま船出が 近づくこの時に ふとたたずみ 私は振り返る
遠く旅して 歩いた若い日よ すべて心の決めたままに
愛と涙と ほほえみに溢れ いま思えば 楽しい思い出を
君に告げよう 迷わずに行くことを 君の心の決めたままに
私には愛する歌があるから 信じたこの道を 私は行くだけ
すべては心の決めたままに
愛と涙と ほほえみに溢れ いま思えば 楽しい思い出を
君に告げよう 迷わずに行くことを 君の心の決めたままに
私には愛する歌があるから 信じたこの道を 私は行くだけ
すべては心の決めたままに
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