« 金利調整後PERの値は低い | トップページ | 愚生から見れば、ほとんど詐欺 »

2017年4月11日 (火)

米国経済に投資することは中長期的に安全

Washington0427 愚生が米国在住、そうでなくても日本国が債務国なら難しいことを考える必要はない。基軸通貨である米ドルで世の中を見ればよい。最強通貨米ドルで資産管理を行うのだから、悩むことはない。ところが幸せなことに、日本国は貿易収支は黒字、金融収支でも黒、おまけに世界最大の債権国だ。要するに、通貨円の方が米ドルより強い。戦後1ドル=360円だったものが、今は1ドル=110円だ。110/360=約0.3だから、実に米国の借金を7割も棒引きしたことになる。向こうは、信用という文字を印刷した紙を発行しただけだからコストは無だ。仮に約束通り、金という実物資産で決算したなら、米国のほとんどの土地は、日本国に買い取られていただろう。では、米国に魅力がないかと言えば、そうではない。米国企業には、コカ・コーラ、ジョンソンエンドジョンソン、エクソンモービル、マイクロソフト、アマゾン、Facebook、アルファベット、ペプシコ、など、多くの優良企業がある。そして、我々の日常生活に米国企業のサービスや製品が入り込んでいる。例えば、アップルのiphoneを見ながら通勤。デスクに着いたらインテルのCPUが内蔵されたパソコンを起動。パソコンを起動させたらマイクロソフトのOutlookでメールをチェック。同じくマイクロソフトのパワーポイントで資料作成。仕事中に知らない専門用語が出てきたらグーグルの検索システム。昼休みはランチしながらFacebookをチェック。そして、自販機でコーラを買う。こう考えると、生活の多くを米国企業に支えられている。特にハイテク分野は顕著だ。為替は長期投資リターンに中立という意見もあるが、日本で生活するうえで、為替を意識しないわけにはいかない。2016年を振り返れば、1ドル=120円くらいでスタートしたが、チャイナショックと米国の利上げの影響で、急激に円高が進み夏には100円を割った。その後、大統領選をきっかけに円安が進んで、2016年末は116円ほどで終わった。年初と年末だけを見れば120円から116円と緩やかな円高だったが、期中はジェットコースターのように変動した。愚生が先を読めるなら、円高のタイミングで投資し、投資後は円安になって欲しいと思う。しかし、短期的な為替変動は誰もが読めないことは事実だ。トランプが大統領に当選したら円安が進むなど、誰も予想しなかった。その前に、トランプが勝つことだって予想していない。古い話だが、1944年のブレトンウッズ協定以降は金1オンス=35米ドルという固定相場制だった。ところが、米国の国際収支の悪化と財政赤字で、金ドル本位制の維持が困難になった。要するに、米国が財政破綻したので、1971年8月にニクソン大統領が米ドルと金の交換を一方的に放棄した。そして、各国からの借金(米国債)を踏み倒した。その後、一時期はスミソニアン協定により固定相場制に復帰したが、それも崩壊して全てが変動相場制に移行した。現状は、各国中央銀行がいくらでも自国通貨という紙幣を刷ることができる。当然の話だが、ギリシャのように国債(通貨)を無制限に刷ったら、紙幣の価値は毀損する。要するに、通貨の大量発行で円もドルも価値は下がり続ける。あとは両国通貨を比べて、相対的に高いか安いかになる。日本も米国も紙幣を刷り続けて、国内のマネーの量を増やし続けている。そうすれば、政府債務の目減りが起こり国家運営上得策だからだ。国民から政府が借金を踏み倒すことになる。だから、日米欧の各国政府は、2%のインフレ目標を設定している。経済の仕組みは、単純に言えば、拡大しないとうまく回らない。インフレ経済なら、早めにお金を使わなければ、価値が毀損するから活発だ。普通は、通貨安で得をするから借金している人が得なはずだ。そう思って、日本でバブル期に借金をした人は、1990年以降にデフレが続いたため大損した。国家間で考えれば、米軍の占領下の日本は必ず米国に負ける。それは、強い米国債を買う人が多いからだ。その結果、米ドルは円よりも早いスピードでその価値を毀損するはずだ。それがアメリカの国益に適うからだ。もちろん、米国債が売れるのは先にも言ったように、米国経済が非常に魅力的だからだ。世界中がアメリカのトップ企業のサプライチェーンの一つに組み込まれて飯を食っている。つまり、米国経済のお世話になっている。21世紀も間違いなく米国の時代だろう。そうなれば、浜矩子女史が言うように、将来、1米ドル=50円の為替は不思議ではない。目先はともかく、米国経済に株主として参画することは中長期的に安全な気がする。そう思って、愚生は米国株S&P500インデックス買いをする。今は、円高局面と思い不人気な為替ヘッジ型で購入している。もし、愚生が大金持ちなら、円紙幣を押し入れにでも入れておけばいい。しかし、僅かなお金を紙のままで持つことはどうしても不安だ。円通貨もインフレを考慮すれば、やはり毀損する。価値あるものに交換すると言えば、株式投資やREIT投資などが選択肢とならざる負えない。

|

« 金利調整後PERの値は低い | トップページ | 愚生から見れば、ほとんど詐欺 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

株・為替」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2042190/70221922

この記事へのトラックバック一覧です: 米国経済に投資することは中長期的に安全:

« 金利調整後PERの値は低い | トップページ | 愚生から見れば、ほとんど詐欺 »