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2017年5月15日 (月)

アホノミックス完全崩壊に備えよ

31g4vb3fqvl_sx310_bo1204203200_  日本郵政が不動産大手、野村不動産ホールディングスを買収するという報道で株価はストップ高になっている。買いのほとんどは、成り行き買いだから空売りが踏み上げられている。12日の終値2028円から、いったいどこまで上がるのか興味がある。含み資産を考慮した理論価格は3063円というから1.5倍にもなる。野村不動産株を持っていた投資家は、涎が出るような価格だ。TOB発表前の株価と比較して30~40%強のプレミアムがつくだろう。終値2028円に40%上乗せすると2800円台に達する。今日は寄らないだろう。しかし、日本郵政は、買収した豪社で数千億円規模の減損処理をしたばかりだが、大丈夫だろうか。買収価格次第では、日本郵政は再び巨額の減損損失を計上するリスクがある。ある外国証券の不動産アナリストは、現状の不動産価格はピークに近いという。日本郵政が40%上乗せした価格で買収すれば、1株当たりのNAVに近く割高感があると分析する。ところで、日本郵政側にどんな狙いがあるのだろうか。単純に思いつくのは郵便局の再開発だろう。全国の郵便局で再開発して高い利回りを得られる場所がどの程度あるのかによる。買収したところで、再開発が上手くいかずに不動産市況が悪化すれば、またまた減損処理をしなければならない。本業で利益が出ないからと、安易なM&Aで良いのだろうか。もし、この話が立ち消えになれば、空売りで踏み上げられた投資家はたまらない。昨年、安倍首相がオプジーボの薬価を半値にして大打撃を受けた愚生は未だに承服ができない。しかし、安倍政権に替わる政権はないとなれば支持するかない。そう思いながら、ふと愚生の机を眺めれば「アホノミックス完全崩壊に備えよ」という紫頭の浜矩子女史の本があった。安倍政権が続けば、多くの人が貧しくなるとの副題もついている。どうも、安倍ちゃんのせいで起こった小野薬品工業の株価急落のこととは違うようだ。

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