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2017年6月27日 (火)

奨励会員の悲哀「煙が目にしみる」

241222_043  藤井聡太四段が29連勝を達成し、将棋界の大記録を成し遂げた報道で溢れる。マスメディアで将棋のニュースと言えば、最近では三浦九段のコンピューターソフト疑惑の冤罪事件くらいだった。愚生は、それをきっかけにここ一年位の間、将棋番組を見ていない。将棋界の社会性のなさと、組織に属している棋士の無責任さに呆れたからだ。しかし、中学3年の「天才棋士」の出現には、さすがにワクワクする気持ちだ。昨日の対増田康宏四段は、増田四段が角道を止めて藤井四段得意の角換わりを拒否した定跡のない力将棋だった。愚生もニコニコ動の棋譜で、昨日の将棋を観戦した。愚生の棋力では、藤井四段の強さの秘訣は判らない。しかし、プロの高段者のコメントは、「序盤からミスがなく、隙もない。完成度の高い将棋だった」という。中学生四年とは思えない差し回しだったのだろう。中学生棋士と言えば、加藤一二三九段、谷川九段、羽生三冠、渡辺竜王とすべてタイトル保持経験者だ。藤井四段が、順位戦でA級に駆け上がり、各種タイトル戦も活躍するのは間違いないだろう。新聞には、文武両道とあったから学業も良くできるようだ。確かに、将棋という知的なゲームは、記憶力や推理力など高いレベルが要求される。それがなければ、プロ棋士にはなれない。思い起こせば、奨励会員の悲哀をドラマにした「煙が目にしみる」(作:ジェームス三木/出演:川谷拓三)が懐かしい。鈴木英春氏をモデルにしたといわれるNHKの銀河テレビ小説だ。奨励会棋士がプロ棋士になるには年齢制限がある。ドラマの川谷拓三演じる主人公(根本信吾三段)は、30歳の年齢制限が迫っている奨励会員という設定だ。将棋に打ち込んだ青年の愛憎をドラマ化したものだ。その難関を藤井四段は14歳でプロ棋士となり、その後29連勝というから、その異才は驚嘆に値する。近い将来、彼の時代が来るのは間違いない。

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