米国株を買うのには好都合だが
昨日の東京株式市場では日経平均株価が続落し、あっさりと2万円を切った。終値は前日比190円(1%)安の1万9979円だった。やはり、利益確定の売りが優勢となったのだろう。インデックス投資が増えたせいで、個別物色より日経平均などの指数ETF対する売りが多かった。そのため、トヨタ自動車、ソフトバンクなどの主力株をはじめ、東証1部の8割の銘柄が下落した。そして、6日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続落。コミー前FBI長官の証言など複数の重要日程を控え、一旦ポジションを閉じる動きが売りにつながったのだろう。確かに、英総選挙、ECB理事会、イギリスでのテロと不安要因が多い。そのせいで、ポジション整理で円が買い戻されて円高に振れている。米国株を買うのには好都合だが、これ以上のリスクは取りたくない。日米株式市場とも売り圧力に押されて下落した。一方、為替の影響を受けない東京REIT指数は上昇した。つくづく、ポートフォリオを組むメリットを思い知らされる。少ない資産など、ほっておけば良いと第三者はおもうだろうが、小心者の愚生にはなかなかできない相談だ。ところで、愚生もよく使っているLINEの株価がさえない。やはり、2017年1~3月期決算で営業利益は前年同期比25%減の40億円だったのがきっかけのようだ。確かに日本ではLINEが主流だが、facebookやfacetimeでも愚生なら用は足りる。LINEは格安スマホ事業を今後の中核サービスにするというが、ヤフーモバイルなどがいる世界では厳しいビジネスだと思う。愚生などはMVNOのIIJを使用しているため夫婦で3000円/月にもならない。新事業の費用が足を引っ張ったというが、スマホ向け決済サービス「LINEペイ」と格安スマホの「LINEモバイル」の拡販費用が重荷となって、他の利益を食いつぶすのでは採算がとれるまで容易ではない。ポイントの付与で顧客を囲い込みクレジットカード事業で稼ぐ楽天やyahoo(ソフトバンク)の二番煎じが成り立つだろうか。新規事業の黒字化は、認知されるまで容易でない。その前に、撤退することの方が多い。予想PERは約64というから、ヤフーの約20倍、米フェイスブックの約31倍と比べると依然として高い。広告ビジネスの成長余地は大きいだろうが、愚生はLINE株を安くなったからといっても買う気にはなれない。
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