「築地は守る。豊洲は生かす」という標語
小池都知事は、「築地は守る。豊洲は生かす」と築地市場の豊洲市場への移転を表明した。築地市場跡地は、2020年の東京五輪まで仮設駐車場など輸送拠点として活用し、5年後をメドに再開発する。築地の不動産としての価値を最大限に引き出し、売却せず民間に貸し出し豊洲の経営安定化に役立てる。ただ、豊洲の追加対策で提案されている(1)空間の換気(2)床へのコンクリート敷設(3)地下水管理システムの機能強化(4)地下水調査の継続――といった工事には、入札などの調整期間も含めれば1年弱かかる見通しだ。市場関係者の意見が真二つに割れている実情から考えれば、双方の痛み分けになる提案だ。愚生も、内容の良し悪しは判らないが、ベストな裁定だと思う。難しい選択局面でも、上手く言うものだと感心する。その他、今国会では、自民・公明両党と日本維新の会などの賛成多数で成立した「テロ等準備罪」という改正組織犯罪処罰法がある。自民党は「テロ組織はグローバル化しており、世界中どこでもターゲットとなり得る。テロを現実に差し迫った脅威として認識し、東京オリンピックなどの安全な開催に向けて、万全の対策を講じるためだ。」という。一方、民共は「いわゆる共謀罪への国民の最大の不安は、権力が恣意的に捜査を行い、内心の自由が侵されるのではないかという点にある。」と反対する。どちらも、愚生には正論のように聞こえる。ただ、民進党は蓮舫の二重国籍問題をはじめ、信用のならない政党だ。そういう観点から、この法案の成立には賛成する。ところで、マスメディアがアンケート調査をすると、今回の法案も十分説明がなされていないという回答が多い。アンケートの回答者が、愚生同様によく判らない法案だという。愚生がいつも思うのは、回答者が判らないというが、新聞やテレビなどで国会討論などを真剣に聞いているのだろうか。小中学校の義務教育でも、先生が同じ教え方をしても、100点とる生徒もいれば、赤点しか取れない子供もいる。失礼な話だが、町内会の会合での発言や回覧板の文章を読めば、とても日本語として満足できる内容ばかりではない。愚生が言いたいことは、説明が悪いと政府批判をするが、それと同時に理解する側の能力も問題ではないか。さらに、沖縄県知事の翁長知事を見ていれば、政府が何を言っても、恣意的に、馬耳東風、馬の耳に念仏と受け入れない。聞く耳を持たない者に説明などしても理解は得られない。民主的な総選挙は重要だ。しかし、ナチスドイツもドイツ国民によって正当に選ばれた政権だった。こう考えると、「築地は守る。豊洲は生かす」というわかり易い標語を作る小池都知事は、優秀な政治家だとつくづく思う。都議選は、愚生の地区から立候補する都民ファーストの会の候補者に投票するつもりだ。
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