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2017年6月 4日 (日)

アンチ巨人ファンにとっては高笑い

E1387476556311_1 昨日の負けで、巨人は9連敗となった。巨人ファンは、さぞがっかりだろう。一方、愚生のようなアンチ巨人ファンにとっては高笑いが続く。愚生が中学校だった頃の巨人は、王・長嶋の全盛期だった。そのせいもあって、日本シリーズ8連覇という偉業を成し遂げる黄金時代だった。猫も杓子も巨人ファンばかりだ。学生時代の友人も、広島や名古屋、京阪などの地域密着ファンを除けば、日本全国ほとんどが巨人ファンだ。捻くれ者の愚兄が西鉄ファンだったため、対抗してライバル球団のいまは亡き南海ホークス(現、ソフトバンク)を応援するようになった。真っ当な兄なら巨人ファンだったろうから、愚生は阪神ファンになっていた。その当時は、巨人・阪神が属するセリーグに、おまけとしてパリーグがあったような感じだ。おまけのパリーグには、それなりの選手が多かった。愚痴で有名な野村克也は、南海ホークスの四番で捕手。日本中で嫌われ者の張本勲は、東映フライヤーズ(現、日本ハム)に属する外野手だった。王・長嶋と比べるまでもなく、人格や人気、顔でも数段落ちる。個人的には、8連覇中の当時の巨人は嫌いではなかった。しかし、人気に驕り、ありとあらゆる子供じみたルール改正や事件を起こした。在日朝鮮人を高校中退で入団させたり、空白の一日のエガ悪の江川卓、早大偽装事件の桑田真澄と・・・数え上げたらたきりがない。当時のパリーグファンは惨めなものだった。近鉄バファローズの合言葉は、4位になったらハワイに行こう。パリーグで何時も5位6位を争う近鉄・阪急には相応しい標語だ。首位を争う南海でさえ、愚生が育った北陸には南海ロゴの野球帽は売っていなかった。スポーツ用品店に行って、南海ホークスの帽子ロゴを自分で店員に教えて作ってもらった。店員には、「巨人の帽子ロゴと似ているね」と言われたが、いったいどこが似ているのかと腹立たしかった。そういう暗黒時代を越えて、パリーグは立派に育った。愚生が誇ることではないが。

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