FANGと呼ばれるネットワーク関連企業の伸長
米アルファベット(Google)の4-6月(第2四半期)決算が昨日発表された。アナリスト予想平均には届いたものの、広告料が減少した。EUからの制裁金もあって利益は大幅に減少。しかし、この制裁金自体は今期のみのため、来期以降の業績に影響はない。その影響とは別に、時間外で株価が一時2.8%下落した原因は、4-6月期の売上高が約2兆3200億円と強気な予想には届かなかったことだ。グーグルの平均広告料は前年比で23%に低下。これは1-3月(第1四半期)の19%低下を上回る落ち込みだ。ただし、クリック数の増加で、売上高は大きく伸びた。愚生は広告業界には無知だが、この分野の価格競争は激しいようだ。アルファベットは、クリックした広告総数は検索やユーチューブなどを中心に急増したという。しかし、愚生が最近感じることは、ユーチューブの広告がやたらと長い。あまり長いと、待ちきれずに他に移動したくなることもある。いろいろ不満を言えばきりがない。ただ、世の中のネットワークの広がりが、コンテンツの良否はともかくどんどん拡大している。ネットフリックスの決算も好調だった。移動体端末の通信速度が4Gから5Gと速くなると、いっそうネット上で展開されるアプリケーションソフトの開発に弾みが付く。FANGと呼ばれるネットワーク関連企業の伸長はこれからも続くような気がする。今週は、アマゾンやフェイスブックの決算もある。愚生の根拠のない予想だが、増収増益のような気がする。そうかといって、米国株の暴落予想も出ている。株価が下がったアルファベット株やその他のネットワーク関連株を先走って買う気にもなれない。最近、プロのファンドマネージャーの解説を聞いて目から鱗という事があった。それは、ナンピンの買い下がりは絶対にやってはいけない。予想が狂えば、ナンピンせずに負を認めて損切すべきだという。確かに、一理ある。しかし、勇気を出して高値の株を買えば、高値掴みもある。先のことは判らない。悩ましいかぎりだ。
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