電波独占三社の利益構造はどうなっている
昨日のニュースで、KDDIが新興勢に押されて競争激化のため、スマホ使用料金を主要プランで最大3割値下げすると報じられた。格安スマホへの顧客流出を防ぐためだという。新プランでは、端末購入時の割り引をなくす。代わりに、料金を大幅に安くする。例えば、データ利用が月1ギガバイト以下で、1回5分間の国内通話かけ放題を含むプランの場合、月額料金は約3割安い3480円。光回線などとセットにすれば格安スマホ並みの月1980円から利用可能だという。愚生はauに対して、これまで公共の電波を無償で使用して暴利を貪っていたのかと言いたい。KDDIの2017年3月期の連結売上高は、前期比で6.3%増加し、4兆7,483億円。連結営業利益は、国内事業が増益を牽引し、9,130億円 (同 9.7%増)。そして、1,000億円を上限とする自社株買いをするという。この決算から見えことは、儲かってしょうがない状態だ。営業利益が売り上げの20%という数値は、製造業では考えられないくらい高い数値だ。今回の大幅値引きは、2018年3月期に200億円程度の減収要因になる見通しだという。決算に与える影響が軽微ということは、総務省から通話料金を安くしろといわれても、そんな要請などカエルの面に小便程度にしか思っていないようだ。まだまだ、スマホ料金の値下げ余地がある。1回5分間の国内通話かけ放題を含むプランといっても、仕事で使用する以外なら、LINE、フェースブックなどを使用すれば無料だ。愚生の場合では、四年前にiphone5sを1円でauから購入した。そして、パケット料金は2980円/月程度の二年縛りという契約だった。KDDI光ケーブルも家に敷設したので、980円程度の料金割引もあった。その結果、機器は無料で実質2000円/月くらいで二年間使用した。ところが、契約了後に機器を使い続けてauと継続すれば、安い契約でも7000円程度に料金が跳ね上る試算だった。あまりに料金が高いため呆れてしまった。結局、iphone5Sは、ソフマップに2万3千円で売って、SIM freeのスマホを購入し、MVNOの業者と契約した。それほど大量のパケット(3ギガ契約)を使用しないので、夫婦二台のスマホ使用料金は3千円/月以下で済んでいる。NTT、KDDI、ソフトバンクのスマホ三社は、公共の電波を利用して暴利を貪っているとしか思えない。愚生の契約したMVNO業者はNTTから回線を借り受けて、それをこの安さで再販しても利益が出るようだ。いったい、電波独占三社の利益構造はどうなっているのだろうか。NHKや公共料金と同様に、経費を積算した上に、充分な利益を乗せたものが使用料金となって請求されているのに違いない。
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