健脚でいられるものあと僅か
勤め人を辞めて年金受給者になってからは、妻と旅行に行く機会が増えた。旅行の効率を考えれば、多少わずらわしいが旅行会社の企画ツアーのほうが楽だ。旅行は現地に行くだけが目的ではない。そのため、グリーン車使用や割高でもグレードの高いホテルや食事付きの旅行にしている。そういう訳もあって、海外旅行をするよりも料金は高くつく。愚生宅は、それほど余裕があるわけではないが、いつまでも生きていられるわけではない。そう思うと、生きてこられたご褒美だと自分に言い聞かせて旅行ツアーに参加する。最初は、一泊二日くらいから始まった旅行だが、今度は五泊六日にまで伸びた。旅行もあまり長くなると、早く家に帰りたい気分になる。そういう思いもあるが、ここに来るのは最後だと言い聞かせながら旅情を感じている。仕事の出張で何回も来たところであっても、観光はしたことのない場所は多い。若い頃には、時間は無限にあると思っていた。そして、観光の機会はいつでもあると高を括くっていていた。ところで、愚生宅が特別だとは思わないが、週毎に紙爆弾のように旅行会社からツアーの宣伝雑誌が送られてくる。愚生など、ほとんどネット検索で探すため見ることはない。しかし、この広告雑誌のお金も愚生らの旅行参加費用から捻出されているのかと思うと、つくづくもったいないと思う。旅行会社には、何度も不必要な旅行雑誌まで送ってくれるなと頼むが、全く効果はない。健脚でいられるものあと僅かだと思うと、旅行前に感じる億劫な気分は失せてしまう。人生もつくづく終わりが近づいてきたとひしひしと感じる。
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