株の配当やREITの分配金が魅力的
日銀が大量の国債を買い上げる異次元緩和で金利が低位に張り付いている。そのせいで、株の配当やREITの分配金が魅力的にみえる。郊外では、実質金利が高いにもかかわらず金を借りでアパート建設をする者までいる。都内ならまだしも、借り手がいない郊外でも盛んだ。少子高齢化で、時世にあった投資ではないことぐらいわかりそうなものだ。馬鹿は、破産しなければわからないようだ。金利が付かないのでは、債券や金利先物での取引を仲介する金融機関が相次ぎ事業を縮小している。確かに、これだけ金利が安ければ債券投資などしても儲けにならない。国債担当ディーラーのリストラも当然だ。外資系大手証券では日本の国債売買から撤退するにあたって、従業員の首切りが始まっているという。金融緩和が、どこにどう飛び火するか見当もつかない。日銀が長期金利をゼロ%程度に誘導する金融政策を導入したのは2016年9月からだ。今月7日には欧米市場につられる形で長期金利が上昇したが、日銀の指しオペで金利の上昇は止められた。こう考えると、日本市場の株やREITが短期的に変動しても長期的に下がる要因はない。仮に金利が上昇でもすれば、後先を考えずに投資していた多くの人が首を括ることになる。未だに疎んぜられているバブル崩壊を助長した三重野元日銀総裁と同様に悪名高き馬鹿者として名を連ねることになるからだ。いずれにしても、日本では金利の上昇など当分あり得ない。欧米の金利が上がれば、円安を助長する。しかし、外債投資はまだ早いだろう。とりあえず余った金を米ドルにでも変えて持とうかと思う。
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