SNSが巨大化すれば一つの別世界
愚生の歳になると疎外感がある。なぜなら、今はやりのSNSから締め出された感があるからだ。一昨年に、愚生が学生時代に属した研究室のOB会があった。小人数の集まりだったが、恥ずかしいかぎりか、愚生以外はすべてガラケーだった。これでは、SNSをしようにも相手がいない。LINEやface bookのアカウントは持っているが、登録相手は愚生の息子や姪といった若者ばかりだ。コンピュータ業界にいたせいか、新しい物に触ってみたくなる性分は職業柄のせいかもしれない。愚生が進んでいるというより、どうも友人達が昭和の化石となっているのが実体だ。いくら世の中が進んでも、それに追随する必要がないと思えば取り残されてしまう。SNSにはまってしまえば、友人同士のやり取りならメールアドレスなど使用することもない。同窓会の写真なども、あらためてサーバー上に構築する必要もなくなる。ただし、全員がface bookを使いこなすことが前提になる。そう考えると、インターネット世界も大きな閉じた空間が存在することになる。例えば、face bookのプライバシーポリシーで「face
book外の検索エンジンによるプロフィールへのリンクを許可しますか?」という箇所を不可にしている人は多いだろう。何故なら、face bookは実名登録が原則だから、そのポリシーと違う人には検索させたくないだろう。ということは、Googleからは検索できない。face bookのようなSNSが巨大化すれば、一つの別世界ができる。そして、その世界の中で、つまりface bookの世界での宣伝広告が独占されてしまう。こう考えると、OSから、アプリケーションソフト、そしてSNSと場所を変えての企業間の戦いは激烈だ。愚生のような退役軍人の傍観者は、見ていて楽しい。しかし、企業間戦下のIT戦士は大変だと同情する。
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