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2017年8月24日 (木)

Korea actually used to be a part of China

Images  中国国家主席、習近平が4月、米フロリダで大統領のトランプに講義した内容は「朝鮮半島は事実上、中国の一部だった」という。確かに、朝鮮半島の国々は、日清戦争で清が朝鮮の独立を認めるまで、数千年も支那の一部だったという歴史観もある。愚生に言わせれば、朝鮮を万人が認めるような独立国と見なしたのは日清講和条約の下関条約以降からだ。その第一条「清国は朝鮮国が完全無欠なる独立自主の国であることを確認し、独立自主を損害するような朝鮮国から清国に対する貢・献上・典礼等は永遠に廃止する。」という文言が歴史的な事実だ。古の白村江の戦いは、唐・新羅連合と日本・百済連合軍の戦いだ。また、高句麗の第19代の王である広開土王の業績を称えた石碑が中国に存在する。碑文には、「西暦399年、百済は先年の誓いを破って倭(日本)と和通した。そこで王は百済を討つため平壌に出向いた。ちょうどそのとき新羅からの使いが『多くの倭人が新羅に侵入し、王を倭の臣下としたので高句麗王の救援をお願いしたい』と願い出たので、大王は救援することにした。400年、5万の大軍を派遣して新羅を救援した。新羅王都にいっぱいいた倭軍が退却したので、これを追って任那・加羅に迫った。ところが安羅軍などが逆をついて、新羅の王都を占領した。404年、倭(日本)が帯方地方に侵入してきたので、これを討って大敗させた」とある。また、文献でも朝鮮の史書『三国史記』の新羅紀では、「実聖王元年(402年)に倭国と通好す。奈勿王子未斯欣を質となす」と新羅が倭へ人質を送っていた記録等がある。このように、歴史を検証すれば文献資料と碑文の内容はほぼ一致する。また、中国側の史書『宋書』においても、同様に記録されている。この倭(日本)国と高句麗の「17年戦争」は、中国では中国史として扱っている。要するに、高句麗は支那の歴史という考え方だ。つまり、朝鮮半島は二十世紀のずっと以前から、日本と中国の係争地だった。中国側から見れば、豊臣秀吉の明への出兵も含めて、日本が何度も朝鮮半島を侵略してきた。朝鮮半島の国々は支那の冊封国という位置付けだったことで、支那と日本との戦争になった。この習近平の論理は、あながち間違いではないような気もする。朝鮮半島史に疎いトランプは、習近平の講義をうのみにして、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに話した。その内容は「Korea actually used to be a part of China」だ。確かに、紀元前まで振り返れば、朝鮮半島には、漢の出先機関として北朝鮮の首都、平壌付近に楽浪郡が置かれていた。要するに、2100年余り前、朝鮮半島の北部を制した武帝が設置した楽浪郡や南部の帯方郡も中国の一部だった。ところで、日本人なら高校世界史の教科書で、張騫(ちょうけん紀元前114年頃の外交官)と並んで、武帝による楽浪郡・帯方郡の設置を習う。しかし、韓国の博物館では、楽浪郡の400年にわたる歴史をほぼ無視している。古朝鮮の展示から、いきなり高句麗、百済、新羅の「三国時代」に入る。韓国の言う正しい歴史とは何か。それは、自国に都合の良い歴史のことだ。こんなでたらめな国のファンタスティックな歴史など、世界が到底受け入れることはない。

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