富士通が携帯電話事業を売却
今朝、富士通が携帯電話事業を売却と報道された。15年位前ならわかるが 愚生の感覚では、いまさらと思った。富士通の現会長(当時の社長)が、5~6年前に日経新聞とのインタビューで、携帯電話事業は苦しくてもやっていくと言っていた。この記事を読んで、こいつは本当に馬鹿な奴だと心底思った。その後、富士通は東芝の携帯事業を買収した。立ち行かなくなって、やっと携帯電話事業を売却する方針を固めたようだ。パソコンを売却しようにも好条件が望めなく、未だに売却先が決まっていない。そもそも、富士通のパソコン事業や携帯電話端末などをやっていた部隊とは、事業に失敗した社内失業者連中だった。1990年初頭だっただろうか、NEC以外のメーカーは世界標準のDOS/Vパソコンに移行した。ただ、富士通では独自のFM-Townsも開発していたため、買ってくるだけのDOS/Vパソコンの担当者がいなかった。そこで、富士通の社内失業者をかき集めてDOS/V担当部署を作った。時流に乗って、価格が安かったこともあり、一躍NECの牙城を打ち破り、大きく売り上げを伸ばした。その部門にいた連中は、ヤクザ紛いに購入先を恫喝して、パソコンを安く作った。要するに、彼らはコンピューターエンジニアではない。ただの購買担当者のような存在だった。携帯事業も同様に価格勝負だったため彼らが担当した。その中の人材の一人が現会長だ。コンピューターエンジニアでもない今の富士通幹部は、赤字を垂れ流す携帯事業を右往左往して得た結論は売却だった。愚生に言わせれば、馬鹿に付ける薬はない。傍から見れば、大企業で偉くなった人材とは優秀だったと思うかもしれない。しかし、愚生の上役だった連中が、茨木カントリークラブの会員権で何人も損をしていた。今は400万円だが、数年後に1500万円になると皮算用をしていたことを思い出す。愚生が腹の中で思ったことは、こんな馬鹿が事業経営に参画していて富士通は大丈夫なのかと思った。東芝もそうだが、自分の金と会社の金をきっちり使い分けるのがサラリーマンだ。会社の損益と一心同体の中小企業の社長とは、月と鼈くらい意識が違う。米アップルが4割以上のシェアを握り中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)など海外企業が攻勢をかける。富士通が撤退すれば、残る主な国内メーカーはソニーとシャープ、京セラだ。投資ファンドのほか、中国レノボ・グループやファーウェイ、鴻海(ホンハイ)精密工業などが事業売却候補として浮上している。愚生が思うには、売却先はファーウェイではないかと思う。富士通ブランドに供給して、携帯電話の販売を増やし、日本市場に足場を築きたいのは中国企業だろうから。それでなければ、日本企業との繋がりが多い、レノボや鴻海だ。富士通のスマートフォン販売台数はNTTドコモ向けが中心で、2017年度見通しは310万台程度だから、どこが買収しようが市場に全く影響はない。いずれにせよ、遅きに失したというのが正しい評価だ。そういえば愚生は、富士通から社給された携帯電話以外で、富士通の携帯電話製品を使ったことはない。やはり、開発していた連中を近くで散見していたせいだろうか。
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