ウェブはバカと暇人のもの
愚生のような政治素人には、国会議員の表と裏が全く読めない。東京都の小池百合子知事が裏で仕切っていることは薄々感じていたが、こうまでいろんな方面に触手を伸ばしていることは知らなかった。小池氏が「日本のこころ」を合流相手に選んだのは、こころが小政党とはいえ、政党助成金を受け取れる「政党」の要件を満たしているからだという。詳し事は知らないが、こころを母体に看板を掛けかえれば、簡単に新政党がつくれるからだ。こころとの合流は、小池氏が内々に動いて、中山恭子氏を憲法改正の実現を理由に説得したという。実際は、テレビでの報道とは全く逆のようだ。7月の東京都議選では、自民党は小池氏が率いた「都民ファーストの会」に大敗を喫した。小池氏は周囲に「150~160人を擁立させる」と語ったというから、いきなり国政の第二政党になるつもりだ。小池氏が切り崩しを狙っているのは、旧次世代の党、首都圏を中心にした民進党、旧みんなの党などらしい。切り崩し工作は、民進党出身の細野豪志元環境相や長島昭久衆院議員、旧みんなの党代表の渡辺喜美参院議員が担っている。政治は、一寸先は闇とはよくいったものだ。小池氏は、東京都知事選に政党推薦も受けずに単騎で乗り込んで勝利した。そして、公明党と組んで都議選も圧勝した。一年前には、全く考えられない政治情勢だ。今回の選挙で、自民党は都議選同様に大敗するような気がする。そして、民進党は、都議会のように泡沫政党になる。過去を思い出しても、これだけ一人の政治家が日本を動かした例はない。ところで、愚生の親父も勤め人を辞めた後、政治番組を見て時間をつぶしていた。田舎に帰った時の話題は、いつも政治話だった。暇人と貧乏人は、政治をよく語るといわれた。しかし、最近は「ウェブはバカと暇人のもの」というように変わってきた。愚生を振り返れば、早朝の日課は石見銀蔵というペンネームでブログを書く。その内容のないブログも、カウンター値は42万弱まで伸びてきた。書き手も暇人なら、読み手も同様なのだろう。そして、日中はパソコンで日経ラジオを聞いたり、ネットオンデマンドで海外ドラマを見る。夜は、スマホでニューヨーク市場の個別銘柄をチェックする。どれも必須なことではない。しかし、愚生の一人遊びのため周囲に迷惑をかけていないのが救いだ。
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