万人に受け入れられない技術は存続できない
昨日の続きになるが、OB会で撮影した写真は編集をした後に参加者にメールで通知する。手間がかかるので、OB会の発足当初からメールで連絡がつかいない人は対象にしなかった。インターネット環境がないようなOBは対象外とした。今なら、スマートフォンが普及して同様の運用は可能だ。しかし、8年くらい前はガラケーが多かった。そして、動きのある画面はパソコンのWindowsが前提だったので、フラッシュを用いて作成された。その後、アップルのスティーブ・ジョブズのアドビーのフラッシュ嫌いからHTML5やWebGL、WebAssemblyへ移行した。フラッシュの「終わりの始まり」は、2007年にアスティーブ・ジョブズが公開した文書「Thoughts on Flash」からだ。ジョブズはフラッシュがアドビーの方針によって管理されるプロプライエタリ―な技術であることを嫌った。そして、そのパフォーマンスやすでにオープンな代替技術があることを理由にした。要するに、フラッシュで儲けようとしたアドビーが、あの手この手でフラッシュ対応を迫ることを退けたかった。その結果、iPhoneに採用されなかったこともあって、アドビーは2011年にはモバイル向けフラッシュの開発の終了宣言をした。一方、デスクトップ向けのウェブブラウザーでは、しばらくの間はフラッシュが使用されたが、画面をスマートフォンとパソコン向けに分けて作るため二重に手間がかかった。愚生もホームページのフラッシュをHTML5で作り替えた。そして、その頃はアンドロイドのタブレット端末やiPad、iPhone、パソコンでも作成した後の画面を確認した。しかし、2015年以降、MozillaのFirefoxがフラッシュの標準対応を終了し、macOSのSafariや、マイクロソフトのEdge、GoogleのChromeブラウザーもHTML5をデフォルトで使用するようになった。その結果、アドビーはフラッシュのサポートを2020年で終了すると発表して終焉した。オープン仕様で、多くの人に受け入れられない技術は素晴らしいものであっても存続できない。そう考えれば、「人間もそうだなぁー」という事に気付く。テンポラリーで計算ができない友人は、手間がかかるため疎遠になる。彼らは、ほとんどの人が彼らのような行動をとらないから友人足りえる。少し考えれば解ることだ。全員がドタキャンを頻発すれば、事前予約などしても意味がなくなる。他人に配慮しないから、彼らはドタキャンをしばしばするのだろう。しかし、彼らは自分の欠けた面に気づかないため、社会生活において理不尽に扱われるとの思いが多いのではないか。
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