「逆日歩に買いなし」という相場
自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長が正論を吐いた。愚生は、彼を改めて見直した。安倍晋三首相は、小野薬品工業、森友学園、加計学園に続き、またも独りよがりな拙速な決断をやらかした。「のど元過ぎれば熱さ忘れる」というが、まさにこの事だ。進次郎は怒りを交えて熱く語った。安倍首相の驕りに「自民党は何も聞いていない。全く党内で議論していない。このままだったら、自民党は必要ない」と意思決定のあり方がおかしいと不満をぶちまけた。そして、「今回だけじゃないですからね。2年前の高齢者に3万円配る話だって、いきなりポンと出てきたわけで、そのことを考えても、今回のもおかしいんじゃないですか」と続けた。今回の進次郎の発言はもっともだ。安倍晋三という人は、物事を深く考えないで拙速に対応する。非常に頭の悪い人だと常々思っている。小野薬品工業の薬価引き下げも、いったいどれだけ株主に損害を与えたか。昭恵夫人への忖度で8億円の値引きでの土地売却。胡散臭いと言われる加計氏との付き合いでの獣医学部の認可。加えてプーチンに騙された北方四島のロシア占領と数え上げればきりがない。しかし、またもや民進党の自爆で窮地から救われた。政治家として死せる鳩山由紀夫、前原誠司よ、お前らは墓の中からでもオウンゴールを決めるのかと恐れ入る。衆愚政治では、安倍暴走を止めようもない。愚生が安倍独裁阻止として希望に批判票を入れても、愚妻が自民党に投票すればチャラだ。安倍晋三がヒットラーに見えてくるのは、愚生だけだろうか。ところで、話は変わるが「ミセス・ワタナベ」と欧米で称されるのは、日本人の個人短期投資家の総称だ。女性だけではなく、むしろ男性の方が多い。株式のミセス・ワタナベは、今年これまでほぼ一貫して売り方に回っていたという。つまり、信用取引の空売りやインバース日経平均指数連動型投資信託の購入だ。今回、海外投資家たちが日本株買いに向かっても売りの姿勢は変わらなかった。しかし、ここにきて、ついに矢折れ玉尽きて、ポジション解消に動き始めた。その結果、日経平均株価が一昨日400円超の上げだ。そして、3連休突入前の昨日も売り解消で引けに大きく指数が上げた。いつもの週末と真逆のパターンだ。「逆日歩に買いなし」という格言がある。売り方の建て玉が買い方の建て玉より大きく上回ると株不足になる。その場合、買い方が売り方から逆日歩という「てら銭」を受け取る。この場合、株不足が解消すると本来の売り圧力が強まり株価が急落するという意味だ。今回の日経平均の急騰は、ミセス・ワタナベの売り対ヘッジファンドの買いで、どうやら売りに回ったミセス・ワタナベの売りポジションの解消が原因だった。海外ヘッジファンドは、ミセス・ワタナベの売りポジションを締め上げたうえで、急騰したところで一転売り攻勢をかける戦略だ。資金の少ない愚生でも、時間を余すため何に投資しようかと真剣に考える。ソニーをはじめ、技術力に定評がある半導体関連株は景気が良い。話題のエヌビディア、半導体製造装置の アプライド・マテリアルズ、テキサス・インストゥルメンツ、インテルなどの株価チャートや財務諸表を見ても決めかねる。考え抜いて出した指し値を、すぐに取り消すことの繰り返しだ。F社に勤務していたせいか、半導体の怖さを痛いほど知っている。例えとして不適当かもしれないが漁業だ。網を入れて、引き上げるまで成否が判らない。そのくらい、半導体の価格は変動する。結局、不安が先に立つと何が良いのかわからなくなる。長期保有を考慮すれば、創業者の中で一番うさん臭くない人物がマーク・ザッカーバーグのような気がした。そう思って、好決算だったが利益確定売りで下がったフェイスブック株を買い増した。
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