もう一度、初めから人生を繰り返したくはない。
大相撲の日馬富士傷害事件の情報が錯綜している。愚生のような相撲ファンには、徹底解明して公益法人としてのあるべき姿を示して頂きたい。ところで、還暦過ぎたこの歳になって、働きもせずに過去の青臭い思いに浸れるのは恵まれているのだろうか。自分の人生が納得がいくかどうかは、他人が評価することではない。「蓼食う虫も好き好き」というように自分で採点することだ。他人から見れば、決して羨ましがられるようでなくても、本人が満足していることもある。一方、何不自由のない資産家であっても、常に愚痴が口から出る人もいる。また、愚生の勤め人時代、会社で四面楚歌という状況であっても、首が無くなって死ぬわけではないと自分を鼓舞した時もあった。今から思えば、争いが好きだった性格もあって、人並みの辛さは体感した。そして「高木風強し」という気概で、風当たりが強くなっても、妥協しない人生観を持って生きてきたと思っている。それほど、誇るほどの実績はないが、自分ではそう思いたい。愚生は、不要なものは大胆に捨てる。そのため、それほど過去の持ち物はない。しかし、大学時代の学生証、初めての海外旅行に行ったスクラップ帳、駅弁の表紙を集めたスクラップ帳、愚生の旗振りで開発した装置カタログ、親としての記念品など、数は少ないが大切にしている。そして、人に見せると差しさわりのある物は、頭の片隅にしまっている。たまに引き出して青くさい匂いを嗅ぐのは愉しい。ただ、当時の時空に一瞬だけでよいが、戻れたらと思こともある。しかし、愚生の友人や妻に、もう一度人生を歩み直したいかと問えば、みな強く否定する。愚生も同じだ。ほとんどの人は、先が見えないからこれまの人生を歩めたのだ。もう一度、初めから人生を繰り返したくはない。
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