苦労しなければ身につかない
数日前の天気予報では、今日の東京地方は雨のち曇りだった。しかし、朝起きて外を眺めれば晴天だ。愚生のようなリタイヤ組には通勤もない。いったい、何で天気など気になるのかと言えば、OB会の幹事をしているせいだ。温泉に行って仲間内で、湯につかりながら酒を飲むだけだ。外が雨だろうと、晴れだろうと関係はない。しかし、雨降りだと周りが暗く、気分が沈んでしまう。やはり、人生の先が暗い分、天気だけでも明るくして頂きたい。そういえば、愚生の母は晴れ女だと称していた。記念日や旅行日に雨が降ると、彼が雨男だとか、彼女が雨女だとかといって非難した。母は、せっかくの行事日が誰かのせいで雨に降られ台無しになったと言いたいのだろう。しかし、愚生は腹の中で、母が参加すれ何時も晴天にしてこそ晴れ女ではないか。小さい頃から、お嬢様育ちだったせいか、自由奔放といえば聞こえが良いが、不用意な発言を上から目線で言う。そのせいか、介護施設に入居していても不満が多いようだ。母に配慮や好意と思っても、相手の気持ちが読めないせいで、思うようにならないと罵詈雑言を浴びせる。相手を傷つけようとする悪意に満ちた言葉が次々に続く。それを見るにつけ、人は生き様で社会性が備わると思った。若い頃に苦労しても、それは歳を重ねてから肥やしになる。人生でも同様だ。苦労しなければ身につかない。自分の苦労で得た物でなければ、作り方が判らないから失う不安でしがみ付く。社会性だけではない。相続で得た土地でも同じだ。経験もないのに、人生の終末になってアパート建設で大きな借金をする人が多い。彼らは少子高齢化をどう考えるのか。地方でのアパート建設なら、なおさら空室率の予想や家賃動向を自分で見極めることが重要だ。金利が安いと言っても、マイナス金利下での実質金利はどうなのか。日本は債権大国だというが、勘定に入る資産は金融資産ばかりではない。本当に価値がある固定資産なのだろうか。なければ、ドル円相場は暴落の危険さえ含む。いずれにしても、終末まで長くないなら、余生を不安なしに楽しく暮らすことが重要だ。苦労して土地を維持するより、売り払ったお金で美味い物でも食ったらどうかと助言したい。
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