ネットワークの高速化が株価上昇に弾み
21日の米株式市場ではハイテク株が買われ、ダウ工業株30種平均など主要3指数が軒並み過去最高値を更新した。欧州や新興国の株式相場も堅調だった。米ダウ工業株30種平均は前日比160ドル高。アップルが相場をけん引し、指数は最高値を更新。22日朝の東京株式市場は、日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比185円07銭高の2万2601円55銭。前日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均など主要3指数が過去最高値を更新したことから、日本株も上昇して始まった。現役ファンドマネージャーと称する方は、10月に株を買って4月末に売ると一番資金効率が良いという。確かに、8月相場は売買が細って株価が下落することは多い。しかし、今年に限って言えば大きな調整もなく株価指数は、右肩上がりだった。過去の経験則が通用しなくなったのは何故だろう。愚生の感覚では、行きつくところ株価は企業業績に追随して上がる。業績が悪い会社の株は、いくら活況であっても株価は上がらない。ただ、株価は売買が成立して上昇や下落するため、長い目で見れば同じなのだろうが、短期で見れば需給の問題の方が大きい。たとえば、愚生が持っていたオリエンタルランド株(東京ディズニーランド)など、株を四分割したせいで長い間低迷した。理由は、オリエンタルランド株を買う人の多くは、優待券の入場券が欲しいからだ。同じ名義で4株持っても、1株持っても優待券の枚数はほとんど変わらない。そのため、愚生も妻と自分名義の二株にして残りの二株を売り払った。需給が大きく緩んだため、株価は大きく値下がりした。最近になって、売り物がなくなったせいで株価は戻ってきた。オリエンタルランド株を購入した人は、優待券狙いのため株価が上がっても売却しない。長期保有で、さらにプレミアム入場券がもらえるからだ。もちろん、すべてがこのような理由ではないだろうが、需給が株価に占める比重は大きい。J-REITも同様だ。金融庁が、分配型投資信託の販売制限を通達したことから投資信託の売却はあっても購入が減った。当然、毎月分配するにはJ-REIT株を売却しなければならない。売却が購入より多いためJ-REIT指数は、今年は右肩下がりとなった。しかし、売られれば利回りは上昇する。平均で4%を超えてくれば、債権に比べ利回りが良いので下げ止まる。ただ、米国長期債の金利も上昇しそうなので、もう一度大きくJ-REITの上昇はないような気もする。ところで、米国ハイテク株の牽引はやはりネットワーク企業だろう。愚生もくどいくらい何度も書いているが、ネットワークの高速化がさらなる株価上昇に弾みがつく。4Gで100MBPS、4.5Gで1GBPS、5Gでは10GBPSだ。このくらいスピードが上がれば、IOTを十分こなせる帯域が確保できる。そう考えると、米国ハイテク株はこれからも上昇し続ける気がする。また、捕らぬ狸の皮算用のポジショントークになってしまった。
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