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2017年12月20日 (水)

八角理事長は理事解任、白鵬は引退勧告

Maxresdefault  大相撲の元横綱日馬富士の傷害事件で、日本相撲協会は20日、臨時の横綱審議委員会と理事会を開く。協会の危機管理委員会による報告を受けて、日馬富士の師匠の伊勢ケ浜親方と現場に居合わせて止めなかった白鵬、角竜の処分を決める。貴乃花親方については、今朝のNHKニュースではすべてが終ってから処分を決めるという。愚生が思うに、貴乃花親方の批判に言及する人は多い。しかし、危機管理委員会という部局や八角親方が私物化しているといわれる理事会は公正中立な組織ではない。その証拠に、高野利雄委員長は、雇われた相撲協会贔屓の一方的な運営をする。法律家の多くが高野利雄委員長は、中立ではないと批判する。相撲協会自身が、法律や組織倫理を遵守するコンプライアンス違反が問われる。なぜなら、危機管理委員会は相撲協会の組織下にあり、相撲協会自身の問題点を追及することが憚られる。傷害事件に関しては、刑事事件なのだから司直に任せればよい。問題は、白鵬や角竜、日馬富士が仕掛けた私刑であるかの判断だ。バラエティ番組に出演の相撲解説者としての経験が50年以上というコメンテーターは、白鵬が出場停止になれば興行に差し障りがあるから処罰できないという。しかし、刑事事件になった発端の原因は白鵬だ。この人は、立派な人だったから痴漢を見逃すとか。交通事故を斟酌するとかいえば、日本は法治国家ではなくなる。相撲協会に関わった連中は、みんな頭がどうかしているのかと思ってしまう。横綱の説教中というが、白鵬のように素行が悪い輩の説教など百害あって一利なしだ。どうせ、モンゴル人同士の八百長に加わらないというような叱責だろう。コメンテーターは横綱の前で態度が悪いというが、白鵬は日本国民の前で態度が最も悪いモンゴル人だ。こんな素行の悪い横綱が、どんな面をして説教するのか。相撲協会のおかしな対応は、被害者である暴行を受けた貴ノ岩や師匠の貴乃花親方に批判が向くことだ。警察の捜査終了まで、危機管理委員会による弟子の聴取には応じられないとする貴乃花親方の言い分は当然だろう。今後、法廷で争われる可能性もあるからだ。そして、法律家は異口同音に、高野利雄委員長という不公正極まりない弁護士やメンバーの力士出身理事が中立的でないと非難する。相撲協会の危機管理委員会とは、盗人に自らの犯罪を調査させるようなものだ。文科省やスポーツ庁が、こんな自浄能力もない公益法人を指導しないことは問題だ。いずれにせよ、相撲協会と利害がない人物に理事長や理事を任せるべきだ。例えば、日本サッカー協会や日本水泳連盟、日本陸上競技連盟など暴力事件などと全く無縁な組織が背景の人物が良い。信用ができない組織では、コンプライアンスは担保できない。そして、内部告発しても、事件がもみ消され可能性が強い。ところで、巷のアンケートでは、管理責任が問われる八角理事長と事件の原因を作った白鵬の処分が最も求められている。日本国民はよく見ていると感心させられる。処分は「八角理事長は、理事解任」。そして、「白鵬は引退勧告」が相応しい。膿を出し切らなければ、日本相撲協会の再生はありえない。襟を正し、隗より始める。そんな姿勢を統括する八角理事長は、自ら示す必要がある。

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