インスタグラムが日本の経済成長を押し上げ
今年の流行語大賞(年間大賞)は、森加計問題の「忖度」と「インスタ映え」だった。愚生は「フェイスブック」の使用頻度は多いが、「インスタグラム」(インスタ)はあまり使っていない。周りにSNS仲間がいないことも原因だろう。還暦過ぎた友人は、スマートフォンを使っているのは、ましなほうだ。未だにガラケーというデジタルディバイドされた連中も多い。愚生の姪とは、フェイスブックで友達になっている。その縁で彼女のサイトをフォローすると写真や動画で溢れている。どうも、知らないうちに世の中の趨勢から取り残された感がする。「インスタ映え」で、高級デジカメが売れているという。高校時代に写真部だった愚生も、世間に疎くなったと痛感させられる。通信速度が4Gから5Gへ進めばいっそう高密度画像や動画の転送が容易になる。インスタグラムは、テキストから画像へと進化したSNSだ。時流を捉えているから普及する。環境が整ってきたことで、誰もがビジュアルを競い合うようになってきた。愚生も数本をユーチューブにアップしているが、ユーチューバーなどという新造語もできてきた。そして、インスタグラムなどのSNSの影響で、個人消費が好調なため日本の経済成長を押し上げているという。インスタで個人消費に貢献した例は外食産業だ。インスタなどのSNSが消費者の購買意識を変えるという。確かに愚生も、2way pizzaをインスタでフォローすることで、チキンセットの無料券を貰った。インスタは画像や動画が主流なため、旅行・外食・ファッションへの影響は大きいと言われる。SNS利用者は49.9%。そのうち写真や動画を投稿している人は50.7%。実に、高校生以上の4人に1人が画像を投稿していることになる。この数字から、愚生も何とか世間から切り捨てられていないと安心した。旅行やファッションは当たり前だろうが、外食となると心当たりがある。レストランやラーメン店で食べる前に、スマートフォンで写真を撮る人をよく見かける。あとは、便利な友人へのビデオレターなどだろう。愚生ごときでも、年賀状とは別に三本も友人宛てのビデオレターを作った。ただし、デジタルディバイドされた彼らが、インスタやフェイスブックを使用していない可能性が高い。そこで、自分のサーバーとユーチューブに動画をアップした。ところで、「インスタ映え」とは、インスタグラムのフォロワー獲得を競い合うために投稿写真を撮影する。そして、それが消費を喚起しているというから驚きだ。インスタで映える「インスタ映え」する商品とは、どういうものだろうか。この夏、インスタ映えの象徴として話題になったのは「ナイトプール」。ホテルなどのプールの夜間営業で、若い女性たちが水着姿をスマートフォンなどで撮影しインスタに投稿したからだ。「豊島園」(練馬区)も夜間営業を試みたところ、想定を上回る人が殺到した。原宿のソフトクリーム店「コイソフ」のソフトクリームの写真は、1600点以上がインスタに投稿された。そして、マーケティング関係者は異口同音に「次は動画投稿が主役になる」と予想する。愚生と同じ感性だ。それならば、インスタグラムを子会社に持つフェイスブックの株価はさらに上昇し、GPU半導体を生産するエヌビディア株はこれからも有望だ。そして、ネット関連企業のグーグル、アマゾンドットコム、アリババ株などは、儲けは出なくとも損することはないだろう。捕らぬ狸の皮算用の心境だ。「心動けば相場に曲がる」という相場格言がある。格言の意図するところは、株を買うときは、1割上がったら利食いしようとか、トレードプランをたてる。しかし、実際にその株が勢いよく騰がり始めると、まだまだ騰がる、こんなところで利食いするのは、もったいないと、欲が出る。その結果、当初のプランなど無視して買い増しまでする。こう言う状態になると、冷静な投資家ではなく、単なる欲の塊になっているので、相場観がだんだん曲がってくるという戒めだ。當に、愚生の今の心境だ。
追伸、安倍晋三首相もインスタグラムを始めたようです。アカウント名は「@shinzo_abe_921」で本人を示す認証マークが付けられています。愚生もコメントしましたが、フォロワーが2.7万もいます。愚生とは大違い。
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