相撲人生を失っ日馬富士は身から出た錆
昨日で、今年の株式市場の取引は終わった。ずいぶん前からの含み損を損切りして、膿を出しため散々たる収支だ。愚生は損した記憶は強く焼き付けられるが、儲かった記憶は薄い。益していないのか、それとも損ばかりを気にする性格なのだろうか。しかし、毎日の生活を滞りなく送っているから、それで感謝すべきなのだろう。損益はボケ防止の薬だと思えば安いものだ。勤め人を辞めると、社会との接点は少なくなる。気楽でよいこともあるが、全くないと少し寂しい。何らかの形で、社会と接点を持つことは必要だ。昨今は、インターネットの普及で自宅に居ながらもSNSを使って社会と交わりが持てる。愚生の友人の中には、不要な物をネットショッピングしてストレスを解消する人もいる。それに比べれば、旅行に行くことや金融市場との接点を持つほうが、より生産的だと愚生を慰める。ところで、一瞬にして相撲人生を失ってしまった日馬富士は気の毒だ。しかし、そういう例がないかと言えば、植草一秀さんなども同じだ。早稲田大学教授だった植草さんは、品川駅のエスカレーターで女子高生のスカートの中を手鏡で覗こうとしたとして、鉄道警察隊員に現行犯逮捕された。東京地検は植草を起訴した。その後、裁判で争ったが、敗訴して罰金50万円、手鏡1枚没収の判決が出た。この事件を受けてテレビ各局は、植草をそれまでの出演番組から降板させた。また、早稲田大学も植草の教授職を解任した。同様な痴漢行為で、2006年にも逮捕され実刑判決を受けた。そして、名古屋商科大学からも解雇された。記憶に新しい処では、2012年に日本IBMの元社長、大歳卓麻氏が四ツ谷駅のエスカレーターでiPod内蔵カメラを使い、上智大1年生の女性のスカート内を盗撮した。当時63歳の大歳は、三菱UFJ銀行、明治安田生命保険、カルビー、TOTO、花王などで社外取締役を務めていた。愚生なども、セミナーで大歳氏の基調講演を聞いたことがあった。両氏とも盗撮で捕まった。愚生には、彼らは病気としか思えない。なぜなら、スカートの下にはパンストがある。写真部だった愚生には、そんな撮影の何処がおもしろいのだろうかと思う。このように、日馬富士よりずっと軽い行為でも一生を棒に振ってしまった人は多い。昨日はよくても、今日はだめだという事は多い。間が悪いとしか言いようがない。植草氏や日馬富士が酒に酔ったと言っても、刑法はそれを斟酌してくれない。山高ければ谷深し。愚生のように、山低ければ失うものも少なく、居心地はいいと感謝してよいのだろうか。
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