横審に貴乃花を非難する一片の資格もない。
検察の調べが終わったので貴ノ岩の証言が得られた。被害にあった貴ノ岩は、「自分としては非礼な行為をしたと思っていない。暴行を受ける理由はなく、納得いかない」と言っている。これが事実だろう。日馬富士や白鵬の偽証を鵜呑みにして、世間の印象操作を行った危機管理委員会の報告は全て嘘だった。貴ノ岩は、「他の力士、地元の高校の先生がいる前で殴られて恥ずかしかった。無念な気持ちだ。」と続けた。白鵬、鶴竜はじめ、現場にいた関係者が直ちに止めなかったことは事実ということは、白鵬による私刑だったことが明らかだ。酒席に同席した十両の石浦は外にでてから貴ノ岩から「なんで殴られたのか。物はなんだったか」と聞かれて、ビール瓶と、デンモク(カラオケのリモコン)と答えている。石浦は後から証言を替えているが、これも事実だろう。要するに犯罪者の主犯があとから口裏合わせで、事件を矮小化している。そして、協会の手先と言うべき危機管理委員会も、情報操作をして世間を欺くことに手を貸した。貴乃花親方が、起訴まで持ち込むには、今回の手段しかなかったといえる。今回の傷害事件を、白日に晒した親方を横綱審議会(横審)は、非難している。もし、横審が親方の立場だったらどうしたのかと問いたい。本件について、相撲協会は、貴乃花親方、貴ノ岩から直接聴取すべく、9回にわたって要請したという。しかし、刑事・民事裁判において、敵対する可能性のある危機管理委員会の脅しや圧力から示談を防ぐ手段はあったのだろうか。横審による貴乃花親方への異例の批判は、愚生には理解できない。まず、このメンバーはどういった経歴の人物だろう。北村正任委員長は、二流新聞の元社長を務めた。彼は貴乃花親方を「理事でありながら、執行部のメンバーであることの責任を放棄している。普通の組織ではありえない」と断じたが、これは大きな間違いだ。毎日新聞が二流紙なのが理解できる。傷害事件を隠ぺいしようとした相撲協会に、協力しないから「けしからん」と言う。神戸製鋼や東洋ゴム、そして日産自動車、スバルなども内部告発されずに、長年に亘って検査結果がごまかされていた。大手ゼネコン四社の談合も違法と知りながら、法律より会社の利益を優先した。今回の事件で、相撲協会の危機管理委員会は信用できるのか。横審の中で、印象操作された流れに逆らって確信に触れる意見を言える人物はいるだろうか。政治家やサラリーマン上がりの人物が名誉職として横審のメンバーを務めている。横審の中に、相撲協会が傷害事件をもみ消そうとしたことを防いだことを評価する人物はいなかったという。即ち、長い物には巻かれといった輩ばかりだったようだ。そうでなければ、サラリーマン人生で勝ち上がり、選挙で勝てなかっただろう。蛇の道は蛇とは、よく言ったものだ。真偽より、横審は相撲協会の興業を優先したのだろう。横審は本当の黒幕は、誰なのかを踏み込んで言及していない。彼らに、貴乃花親方を非難する一片の資格もない。
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