民進党との統一会派で、失望の党に
民進党と希望の党は、衆参両院での統一会派結成に向けた合意文書を交わした。隔たりが大きかった安全保障政策や憲法をめぐり、希望の党が歩み寄ることで折り合ったという。しかし、愚生が希望の党に期待したのは、自民党の右側にしっかり政党ができることだった。合意文書は、安保法制について「違憲と指摘される部分を削除する」と定め、現行法制を実質的に容認した希望の党の衆院選公約を否定した。憲法に関しても「9条を含む憲法改正論議」を明記した希望の公約から後退し、「立憲主義に基づき憲法の議論を行う」との表現にするという。これでは、希望の党は社会党右派に看板替えしたようなものだ。選挙公約を覆すなら、一度希望の党全員が議員辞職すべきだ。希望の党に投票した人は、ほとんどは民進党が嫌いな人だったと思う。参議員の松沢氏は「絶対に受け入れられない。公約をほごにすることになる。有権者への裏切りだ。政党の自殺行為だ」と激しく拒否したというが当然だ。日本国民を愚弄するにも甚だしい。民進党との統一会派など、玉木お前は血迷ったのかと言いたい。希望の党の支持率が低いのは、こういう選挙に当選しさえすればよいという輩が多いからだ。希望の党の結党時のメンバーである6人の中にも、「政策合意の文言は公約と違うが、中身は変わっていない」と詭弁する輩もいる。ならば、文言を変えなければよい。それができないということは、当選さえすればあとはどうでもよいという姿勢だからだ。少なくとも、比例で当選した希望の党議員で、統一会派に賛成する輩は、一度議員辞職して次の選挙で禊をすべきだ。そうはいっても、議員になることが目的の彼らが辞めるとは思えないが。選挙前に自らの主義主張を変えた連中にとって、先祖帰りなど恥だとも思わないのだろう。ずいぶん前から、民進党や希望の党の動向など、愚生にとってはどうでもよくなった。小池百合子が立ちあげた希望の党は、民進党と合併しなければここまで支持を失わなかった。そして、ここまで小池氏の信用は失墜しなかったはずだ。小池都知事を見ていて、つくづく実感したことがある。それは、実務をやったことがない人には政務は任せられない。与野党を問わずに日本の政治家とは、これほど見識が低いのかと呆れてしまう。
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