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2018年1月28日 (日)

アマゾンの株価が示唆している。

4 ビル・ゲイツ氏を抜いて世界一の資産家に上り詰めたジェフ・ベゾスといえば、アマゾンの創業者CEOだ。アマゾンの売上高は2016年に15兆円に達した。今は、本、家電、日用品、高級車、映像・音楽、結婚式場、クラウド、AIなどとあらゆるモノ、サービスをネット上で販売している。そういう愚生もアマゾン・プライム会員で、ゴールドカードを使っている。アマゾンの商品の数は、現在は約20億品目にも達するという。その成長の反動で、米国では大手書店チェーンや家電流通大手の経営破綻が相次いだ。ただ、株価を量る物差しのPERは300倍を超えているから普通の感覚では論じられない。アマゾンは、株主への配当より、研究・開発や設備投資に資金を回す。つまり、投資家に配当を渡さない。それでも、株価は上昇し続ける成長企業だ。しかし、このPERの異常な高さは通常では説明がつかない。アマゾンの集めたデータは価値を生む。それに投資家が、どこかの段階で気づいたことが原因だ。愚生もPERの高さに、当初アマゾン株を買うのに躊躇した。アマゾンの日本進出は2000年。最近になって、アマゾンはその資本力を駆って自前で輸送網の整備にも乗り出した。愚生のような者でも、ネット購入する場合は送料を含めて比較する。これまで細々したものでは一番安いと思っていたヨドバシ・ドットコムより、ポイントを考慮してもアマゾン・プライム価格の方が安い場合が多い。ヒト、モノ、カネ、物流を押さえて、アマゾンは巨大経済圏を創り出している。強豪相手となるグーグルやアップル、アリババ集団、テンセントなども、アマゾンに似た巨大プラットフォーマーだ。百貨店からスーパー、山田電器のような巨大専門店、インターパークのようなモール街、そしてインターネット店舗と遷移してきた。この先どこまで、突き進むのかはわからない。しかし、ネットワークの高速化は新たなビジネスを生み出す。それは、アマゾンの株価が示唆しているのかもしれない。一株2ドルだった株価が1400ドルを超えてきた。

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