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2018年1月 9日 (火)

自民党は小池都知事を他山の石と

Problem01 自民党から参院選の「一票の格差」の是正を行うために、人口の少ない県の定数を減らすのではなく、多い県の定数を増やすという意見が出てきた。最高裁は昨年9月、平成28年参院選の「一票の格差」について「合憲」と判断した。その理由は、東京一極集中と地方の人口減少が進めば今後、合区拡大は避けられず、地方の声は切り捨てられていくからだという。自民党は、「驕る平家は久しからず」という古の諺を忘れてしまったようだ。そもそも、鳥取県など50万人しかいない地域を1県とすること自体が無駄なのだ。島根・鳥取を1県に統合するのが本筋ではないか。「島取県」とすれば、100万人程度の人口となり効率が計られる。現状を放置すれば、現行の4県2合区が拡大して、3~4県で1議席になる地域も出てくるという。なぜ、それが悪いのだろうか。田中角栄のような人物が利権政治をすることが良いのだろうか。上越新幹線を見れば解るだろう。邪な政治家が線路を、曲げたために大きな経済損失となった。上越新幹線は、東京駅から新潟駅までを結ぶ新幹線だ。1982年(昭和57年)に大宮 - 新潟間が開業した。名前は、上州と越後を結ぶため上越新幹線と呼ぶ。しかし、新潟県内の地域は、上越市を中心とした「上越」、長岡市を拠点とする「中越」、そして新潟市の「下越」と別れる。この上越新幹線は、名前だけで中越・下越を走るが上越は通っていない。上越を走るのは北陸新幹線だ。東京から長野・上越市・富山・石川・(福井)・(京都)・(大阪)へと通じる。2015年3月に東京駅から 金沢駅間が開業した。上越新幹線に遅れること、なんと33年にもなる。未開業区間のうち金沢駅 - 敦賀駅間が2023年(平成35年を)春に開業する予定だ。これでやっと、福井県までつながった。しかし、東海道新幹線のバックアップ体制が可能な京都・大阪までの開業時期は未定だ。一方、北陸新幹線の開業で、上越新幹線の越後湯沢駅は閑散となった。なぜなら、北陸に行くには上越新幹線の越後湯沢駅で「ほくほく線」に乗り換えて北陸路に入ったからだ。北陸新幹線開業後は、新潟県の一部地域(中越・下越)にしか利便性のない上越新幹線の価値が低くなった。俯瞰すれば、先に北陸新幹線を建設して、途中の上越市からでもミニ新幹線を新潟市向けに建設すればよかった。議員定数でも同じだ。人口が減る中、自分たちの議席を守るための定数増員など馬鹿も休みやすみ言え。日本周辺の安全保障環境が厳しさを増す中、国境離島の重要性は単に人口の多寡で語れないと屁理屈をつけ、人口の多い県の定数を増やせという。人口の少ない県の議員定数が多かったことが、これまでの利権政治を育んだ。増税時に「身を切る改革」と言いながら、自分たちのことになると別腹のようだ。風見鶏のような政治家が増える中、これ以上の増員をするなら、行政単位の県を統合すべきだ。自民党は、選挙で勝つとすぐに驕り高ぶる困った政党だ。小池都知事の失敗を他山の石とすべし。

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