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2018年1月21日 (日)

カードが消える日はすぐそこだ??

2005081801l 最近、ブロックチェーンやフィンテックという言葉をよく耳にする。仮想通貨などは、ブロックチェーン技術が基盤となって成り立っている。フィンテック(造語)技術からは、手や顔をかざすだけで支払いが完了する「手ぶら決済」が可能となった。背景にあるのは深刻なカード被害があるからだ。前年同期比、66.7%増と急増しているという。日本ではICチップ付きのカードの普及率が低いことも一因といわれる。そういう理由から、他人に複製される恐れのない身体で本人確認するセキュリティーの高さが評価されていると紹介している。新聞記事は「カードが消える日はすぐそこだ」と決めつけるが、そう簡単にはいかない気がする。例えば、イオン銀行はフィンテック技術で指による認証だけで取引ができるATMを一部店舗に導入した。取引ごとに暗証番号を入力する煩わしさがなく、安全性も高まるという理由で導入を決めたという。しかし問題はある。例えば、指の指紋などを使えば、そのデータをどう担保するかという問題がある。指紋は暗証番号と違い変更できない。一度、盗まれれば犯罪に使われかねない。米国のテレビドラマでは、指を切り取られたりする場面がよく出てくる。また、犯罪者履歴の検索に犯罪者の指紋データが利用される。知らずに触った紙や瓶などからでも簡単に盗める。生体認証では、静脈や目の虹彩など指紋以外にも多数研究されている。便利ではあるが、個人情報のセキュリティー管理との兼ね合いだろう。いろいろ導入や実験はされているが普及には至っていないのが現実だ。カードを使わない決済の中で代表例が米アップルの「アップルペイ」や「LINE ペイ」「アリペイ」などだがスマホが必須だ。銀行決済より安く、カード会社に手数料を支払う必要もないからお得だ。愚生の場合はガソリンは出光カード、楽天市場は楽天カード、ヤフオクはヤフーカード、ヨドバシカメラはヨドバシカード、アマゾンはアマゾンカード、そして旅行などは保険の付いたF社ゴールドカードと使い分けている。極力減らそうとしているが、逆に増える傾向だ。大手各社の囲い込みと顧客情報のビックデータ解析でカストマー嗜好を探るのに役立てているからだ。愚生に限れば、生体認証の登録など危険だから絶対にする気はない。一度情報が露出すれば、取り返しが付かなくなる。新聞記者の表層的な思考からの記事としか思えない。

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