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2018年1月15日 (月)

仮想通貨など、どうでもいいような気がする。

Bitcoinimage 最近、仮想通貨の価格の上げ下げが話題になっている。愚生には、通貨というよりコモディテイにしか見えない。通貨とコモディテイという両面性の顔を持つ代表格は、金地金だろう。金は仮想通貨と同様に普遍性を持つ。そして、導電率の良さやその輝きから、半導体の電極や装飾品として使われる。愚生の納得がいかないことは、仮想通貨の普遍性は理解できるとしても、何の役に立つのだろうか。資産家のウォーレン・バフェット氏は、仮想通貨の価値急上昇は短命に終わるという。CNBCとのインタビューで、「仮想通貨は総じて悪い結末に至るだろうと、ほぼ確信を持って言える」と発言した。そして、「それがいつ起こるのか、どのように起こるのかなどは分からない。ただし、これだけは分かっている。全ての仮想通貨について5年物のプット(売り)を買うことができるなら、私は喜んでそうするだろうが、10セント分すらもショート(売り)にすることは決してない」と述べた。確かに、ビットコインは過去1年で投機家に大金をもたらしたが、決済手段としてはあまり使われていない。インフレで現地通貨の価値がビットコイン以上に変動するベネズエラのような国を除けば、オンラインショップによる使用は減少し実質ゼロだという。クパ・カフェなどがビットコインの支払いを受け入れ始めた際、ビットコインがいずれ通常通貨に換わる存在になるとの主張も聞かれたが、そんな声も聞かれなくなった。ビットコインの価格は、2017年の初頭は1000ドル前後だった。しかし、その後高値は1万9000ドル超まで上昇した。オランダのチューリップと同じで、婆抜きに近い。現実に起きたことは、人気の高まりで取引ネットワークの動きは鈍くなり手数料は跳ね上がった。2017年12月下旬には、ビットコインを売ろうとすれば、取引成立に数時間はおろか数日待つ必要があったという。そして、平均55ドルの手数料を支払う。これでは、全く通貨の役目をはたしていない。そして、取引の約半分が日本人投資家だというから呆れる。そう考えれば、バフェット氏がいうように、ビットコインなどいずれ誰も使わなくなり無価値になるような気がする。愚生は1985~1990年代の不動産バブルを体験した。当時、土地が急激に上がったため、お金のない人でも借金をして家やマンションを買った。その後の暴落で、買った不動産を売却しても借りた金が返せないという人が多かった。額に汗して真面目に働く勤労者が一番迷惑をした時代だ。自分の住家を買うためなのに、こんな馬鹿なことがあっていいのかと思った。そう考えれば、仮想通貨など取引している連中は、ギャンブラーなのだから、どうでもいいような気がする。

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