5Gの時代はすぐそこまで来ている
愚生は、韓国で開催される平昌冬季五輪にはまったく興味はない。しかし、韓国通信大手KTはサムスン電子や米インテルと組み次世代通信「5G」の試験サービスを初公開するという記事に目が留まった。次世代5G通信は現行4Gの10~100倍にあたる毎秒10ギガビットの高速通信を実現する。2時間の映画なら数秒でダウンロードできる。帯域が広がった分、通信のトラフィックの混雑を招かず滑らかな動画を提供できる。実際には、2018~20年ごろに商用化といわれるが、過去の例に違わず早まる可能性はある。また、中国企業のアリババ集団はビッグデータ活用や決済技術を現地でアピールする。日本企業ではパナソニックが4つのカメラ映像を組み合わせて360度の映像を得られる技術でパラアイスホッケーの競技を記録する。こう考えると、5Gの時代はすぐそこまで来ている。昨年スペインで開催されたモバイルの祭典「Mobile World Congress(MWC) 2017」で共通のキーワードとして注目されたものに「自動運転車」「5G」「AI(人工知能)」があった。5Gのユースケースとしてコネクテッドカー/自動運転車がある。通信業界と自動車業界の関係性は、これまでと違い切っても切れない関係になった。そして、MWCでは自動車メーカーの存在感が年々高まりつつある。フォード、BMW、セアト、プジョー、メルセデス・ベンツなどの多くの自動車メーカーが出展していた。また、ジャガーランドローバーや日産自動車、スカニアなども、単独ではないが協業ブース内に展示していた。米国開催の家電の祭典「CES 2017」でも、自動運転車と人工知能が主役だった。NVIDIA、インテル、クアルコムによる自動運転分野への参入強化の動きだ。これらの企業はチップメーカーだ。つまり、クルマを新たなチップ搭載デバイスと見なして、覇権を握るべく自動車業界との提携を強化している。一方でグーグルやアップル、ウーバーなど、IT企業やベンチャーによる自動運転市場への参入の動きも活発だ。5GによるIOT(Internet of Things)の実現が、すぐそこまで来ている感がある。そう思った愚生は、フェイスブック株を三分の一程度売却して、エヌビディア株を購入した。SNSと違い半導体チップメーカーの興隆は読みづらい。この世界はシステムソフトも絡みメモリと違い単純な技術ではない。力任せの韓国や中国企業には、高い参入障壁がある。フェイスブック株も有望だが、エヌビディア株の将来はもっと期待できると見た愚生の知見は正しいのだろうか。
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