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2018年2月17日 (土)

何か欲しくなると、なかなか思いとどまれない

0918j 愚生は世帯主だが、家の空間を占める割合は少ない。勤め人時代は、会社が忙しく家に寝に帰ってくるような生活だった。典型的な会社人間だった。そのせいか、家を建て直した後の部室割も妻や子供たちを優先した。その結果、愚生の部室は二階の日当たりのよくない場所となった。おまけに、カミさんの嫁入り道具の箪笥や家族共通の押入れまで愚生の部屋を占める。退職後もそのまま居続けるため、何時も愚生の持ち物は最小限に留めるように気を配っている。具体的に言えば不要な物は捨てる。新しく物を買ったら、必ず古い物を売却する。そのことを念頭に、製品の空き箱や付随する説明書を含めて、新品同様な形で保管している。これまでに、Ipad、memopad、iphone、ミラーレスカメラ(数台)、任天堂wiiなど、多くの不用品をソフマップや古物商に売却した。保存が良いものは、新品価格の半値くらいで売却できた。そのせいで、これまで気に入らなくなった多くのカメラを売却して、買い替えてきた。はっきり言って、新製品が欲しいわけではない。必要な機能が優れていれば、欲しくなってしまうという具合だ。高校時代に写真部員であったせいで、ニコマート、ニコンF3と使用してきた。陳腐化が激しいデジタルカメラは、これまで数ヶ月おきに買い替えたこともあった。しかし、ソニーα7を購入してからは、ボディはここ数年買い替えていない。この間、機能が優れた後続機種が多数発売された。昨年、プロ写真家のセミナーがヨドバシカメラで開催された。その時に勧められた機種が、α7SⅡとタムロンのレンズの組合せだった。愚生が持っていたカメラ(初期のα7)は、ソニー専用レンズでなければ手振れ補正が働かない。一方、α7SⅡであれば、5軸ボディ内手ブレ補正も備えているため、専用のソニー製レンズでなくとも手振れ補正が働く。さらに、ISO感度409600を実現した撮像素子を搭載しているため、暗所でもノイズの少ない高画質撮影ができる。愚生が撮るweb画像程度なら、室内でストロボがなくとも撮影可能になる。当然、ストロボ効果を使えない野外の夜景撮影には最適だ。ただ、当時のα7sⅡの価格は40万円以上もした。さすがに、愚生のような下手な者には過ぎたるカメラだと買うのを思いとどめた。しかし、今年の秋には上位機種のα7sⅢが発売されるようなので、α7sⅡが値崩れで30万円辺りまで下がってきた。愚生の行きつけのヨドバシカメラでは、さらに数万円値引きして価格ドットコムの最安値より安くするという。購入しようにも狭い部室に何台もカメラなど並べられない。手持ちの初期モデルα7の売却が先になる。四、五年前に発売前から予約購入した時の値段は12万円前後だった。しかし、今は新品であっても10万円以下に値下りしていた。使い込んだα7には少し傷はあったが、それなりの価格で売れるのなら検討しようと思った。使用しなかったストラップやカメラ付属品、カメラ箱は新品同様だったので、愚生の予想値の最高に近い五万円で売却できた。改めて、付属品を大切にしまっておくことの大切さが身に染みた。そして、自分の思いがかなったので良心的な買取り店だと感謝した。総計21万円くらいの出費でα7sⅡを手に入れた。大した写真も撮らない愚生は、わかった顔をして写真はレンズとカメラで決まると豪語している。確かに、製品機能が各段に進んだせいで、個人の技量以上に、機器の優劣が作品の良し悪しを決めると思っているからだ。昔から、女房と畳は新しいほうが良いという言い伝えがある。カメラを買って何か新鮮な気分でいられるのは、愚生が浅はかなのかもしれない。しかし、何か欲しくなると、なかなか思いとどまれないのは愚生だけではないだろう。

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