日米株価指数が長年の間に大きな乖離
米シカゴで9日、複数の投資家が委託運用資産の損失で訴訟を起こした。商品投資顧問のヘッジファンド(LJMパートナーズ)が、先日の米株急落で8割の運用資産を失ったためだ。ヘッジファンドが資産を適切に保全していなかったとことを訴えるという。この損失が大きかったファンドは、金融派生商品を使い、株式の値動きが小さいほど稼ぐ運用に着眼していた運用だった。これまでは、ファンド設立後に資産が減った年は1度だけだという。愚生から言わせれば、損失を被ったからヘッジファンド相手に訴訟を起こしたのだろう。しかし、だれもが株価の暴落など予想していなかったのだから、訴えが認められるとは思えない。結果責任を云々言うなら、ヘッジファンドに委託などして運用すべきではない。自分の資金は、自分で運用すれば納得ができたはずだ。ところで、14日の米株式相場は4日続伸した。ダウ工業株30種平均は前日比253ドル04セント高の2万4893ドル49セントで終えた。そして、投資家心理を測るVIX指数が低下し、不安心理が高い状態とされる20を下回った。市場心理が好転してきたとの見方が、買い安心感につながったようだ。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も7143.625と上昇。VIX指数は、S&P500のオプションのボラティリティを元に算出されるというが、愚生にはいまいちわからない。しかし、このVIX指数が低くなったことで、株価が回復してきたことは嬉しい。一方、日本株は未だに低迷したままだ。米国株が下げると、日本株は大きく下落する。しかし、米国株が反発したからと言って日本株は反発しない。どうもこの差の繰り返しの積算が、日米株価指数が長年の間に大きな乖離を起こした。そう思って、ずいぶん前から、愚生は米国グロース株にしか投資していない。
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