藤井聡太という天才棋士
朝AbemaTVを覗くと「藤井聡太四段(当時) 炎の七番勝負」の第七局が放送されていた。これまで、五勝一敗と勝った藤井六段が、羽生善治三冠挑戦する。結果は、藤井六段が羽生三冠に勝って六勝一敗とした。愚生のような棋力のない者でも、藤井六段の棋譜から想像を超える天才だと痛感する。これは公式戦ではないが、藤井聡太六段が7人の先輩プロ棋士と対決するAbemaTV将棋チャンネルの対局企画戦だ。解説には、佐藤天彦名人と阿久津八段という将棋界のトップ棋士が当たった。序盤から激しい展開になったが、慌てることもなく落ち着いて指し続けた藤井六段が徐々に優勢となった。ミスなく指し切った完勝譜で、将棋界全体が驚きを持って勝利を眺めただろう。藤井六段は、この後も勝ち続け、CⅡ組を全勝で終わらせた。どうも藤井六段がいる組のメンバーとは手合いが違うようだ。A級で戦っても指し分け以上の星を上げる気がする。解説を務めた阿久津主税八段は「完勝譜だったんじゃないか」と説明した。また佐藤名人も「ミスがない指し手を積み重ねていた」と、一局に垣間見えた実力を認めた。敗れた羽生三冠自らも「非常に攻守バランスよく指された」とのコメントだった。藤井六段の七番勝負は、プロ棋士やファンの予想を大きく上回る6勝1敗で終わった。羽生三冠は「すごい人が現れたなと思いました。今の藤井さんはかなり完成されているというか、しっかりしているので、私がプロに成り立ての時と全く違う」と、同じ中学生デビューした当時の自分と比較した。ここ一年の藤井六段の戦績をみれば、彼の実力は疑う余地はない。今年中にタイトルを取ってもおかしくはない。物が違うという称賛の表現があるが、正に藤井六段に当てはまる。三浦九段の冤罪事件から、将棋界の棋士の低俗さに呆れてテレビ対局を見ることはしなかった。しかし、藤井聡太という天才棋士が現れてすっかり将棋の魅力に取り込まれた。ところで、インターネットの普及で地デジなど既存のテレビの役割は終えた気がする。「NHKから国民を守る党」という政党まである。NHKの受信料制度という悪法については、多くの国民や視聴者が真剣に考える機会が必要だと思う。
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