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2018年4月17日 (火)

酒池肉林の忖度政治

Erog12013051505_2 一昨年、北海道に旅行した折に、日本ハムファイターズがフランチャイズの札幌ドームから去るという話を聞いた。自前で観客数3万人くらいのコンパクトな球場を作って、運営するという話だった。日本ハムファイターズと言えば、ダルビシュや大谷翔平、そして早実の清宮を獲得した球団だ。札幌ドームに代わる新球場建設地は、札幌市と新千歳空港の間にある北広島市だ。名前は、札幌県札幌郡に広島県人の入植が始まったことに由来している。平成8年の市制施行の際に、広島県広島市と混同することを避けるため、北海道広島市から「北広島市」になった。広島の頭につく北は、北海道を意味するようだ。日ハムがフランチャイズ球場を移動する理由は、札幌ドームは市が所有し、市の出資会社が管理する第三セクターが運用していることが原因だ。1試合の使用料は約1700万円と高く、球団は年間約70試合の使用料に加え、駐車場使用料や警備費、清掃費などを負担させられる。このため、一年間の出費は25億円を超えている。しかも、ドーム内の飲食店、グッズなどの売り上げは市の収益となり球団には入らない。状況は、当初のソフトバンクと福岡ドーム球場の関係に似ている。結局、ソフトバンクが球場を買収して収益改善を行った。球団が球場の営業権を保有する一体運営型のボールパークとしては、阪神(甲子園球場)とオリックス(京セラドーム大阪)、ソフトバンク(ヤフオクドーム)などがある。球団の運営権をもつ球場まで入れれば、DeNAの横浜球場や楽天の宮城県営球場もそうだ。特に、札幌ドームの場合はJリーグのコンサドーレ札幌の本拠地でもある。そのため運営権の買い取りも断念せざるを得なかった。そんな経緯もあって北広島市に移動した。北広島市は、誘致にあたって土地代金や固定資産税の免除など、かなりの優遇措置を施した。球場建設の上物は、200億円くらいの建設費だという。現状、年間に25億円も支払っている。札幌ドームは、野球開催時は40,476席もあるが、日本ハムファイターズの観客動員数は、1試合平均で2万8978人程度だ。10年くらいの使用料で建設可能だ。野球専用球場なら、札幌ドームのような大掛かりな施設は不要だ。しかし、日ハムという最大の店子を失う札幌ドームはどうなるのだろうか。当然、ドーム経営が赤字になれば、市の税金を投入することになる。しかし、日本ハムに匹敵する集客力のあるイベントなど見つからない。かつての阪急ブレーブスや南海ホークスは、本拠地の西宮球場や大阪球場を解体して、グループの商業施設とした。札幌ドームは、維持管理ができなくなった施設の辿った道を歩むのだろうか。豊田スタジアムは、大金をつぎ込んで造られたサッカー専用の開閉型だ。その球技場も、豊田市が維持管理費を賄えないという事で、ドーム機能をなくしてしまった。自治体が箱物を造るのはけっこうだが、後々のことまで考えないで無駄な事ばかりする。親方日の丸だといっても、少子高齢化では財源にも限りがある。忖度政治に振り回される官僚や公務員には多少同情はする。しかし、セクハラやパワハラを、日常茶飯事にやってきた財務事務次官の罪状は、次元が違う気がする。酒池肉林しか頭のない人物が財務省のトップでは、国民は納税する気にはなれない。早期に懲戒免職できない安倍首相は、スネに傷でも持つのだろうかと穿った見方をしてしまう。

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