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2018年4月18日 (水)

税金が正しく使われているのか不安になる

E7002db0 「往生際が悪い」という言い方がある。意味は、窮地に追いやられて負けを認めざるを得なくなった局面においてもなお態度や振る舞いに潔さがなく、未練を持ってぐずぐずしていたり悪あがきをしていたりする様子を言う。財務省の福田事務次官や新潟県の米山知事などは当にこれだろう。辞職することは、晩節を汚すと思い、周りの反応を伺ってなんとか辞任を避けたいのだろうか。しかし、第三者の愚生から見れば、傷口を広げて自らを貶めているとしか思えない。米山知事はともかく、福田事務次官は録音まで取られているのに事実を否定した。この女性記者とのやりとりが、セクハラやパワハラとして扱かわれるのは当然だ。そして、ほとんどの人は氷山の一角だろうと思う。見苦しくて、同情したくなる。これだけ世間で騒がれれば、辞任は時間の問題だ。辞めなければ、二の矢三の矢と出てきて、懲戒免職で退職金や天下り先もなくなる。前川文科元事務次官のように、大金持ちなら関係はないだろうが。他人の金で酒を飲むような財務官僚は、貧乏人上がりに違いない。残念なことに、学歴と人格や倫理観は、全く別次元のようだ。この人物のように、息を吐くように嘘をついて恥ずかしくないかと思う。後に行けば行くほど取り返しは難しくなる。この事務次官は、人生の最後に日本中に知れ渡る形で恥をかいた。これまで苦労して作ったキャリアがすっ飛んでしまって、可哀想としか言いようがない。フェイスブックのマークザッカーバーグCEOの応酬話法を少しは見習えと言いたい。いずれにせよ、声紋でも調べれば簡単に真偽は判別できる。居直ったところで、世間から袋叩きに合うだけで、辞任や更迭は時間の問題だ。政治家は、官僚を使うが自分が損をしてまで彼らを守ろうとはしない。トカゲの尻尾と同じで替えが効く。まぁ、こういうセクハラを見ると、官庁にはろくな人材がいないのかと思えてくる。税金が正しく使われているのか不安になってくる。

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