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2018年4月20日 (金)

人に自分を委ねた人生など送りたくない

Amazonprimelogo 米株式市場は、19日、ダウ工業株30種平均は続落し、終値は前日比83ドル安だった。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測の高まりも、株式市場からの資金の流出を招いた。その中で、トランプ大統領による口撃で勢いを失っていたアマゾン・ドット・コム株が再び上昇してきた。きっかけは、株主宛の書簡内で有料のプライム会員数が全世界で1億人を突破したと発表したことだ。プライム会員は、ネットで購入した商品の配送無料や、動画や音楽の配信など様々なサービスを受けられる。愚生も、アマゾン・ゴールドカードを持っているため、何かと割安になるプライム会員だ。そのせいで、アマゾンの通販を一番よく使っている。プライム会員数は、これまで証券会社などでは8000万人程度との予想が主流だった。今回、会員数が予想を大きく上回ったことが、株価の上昇につながった。某アナリストは、2019年までに米国のネット通販売上高の半分をアマゾンが占めるという。米調査会社イーマーケターによると、現在アマゾンのシェアはすでに4割を超えている。日本でも徐々に同様な傾向を示すだろう。アマゾンは昨年、高級スーパーのホールフーズ・マーケットを買収した。一昨日には、家電量販最大手のベストバイとの提携を発表した。試着が必要な衣料品は、いっそう実店舗がなければ販売しにくい。標準体でない愚生は、実店舗でしか衣料品を買わない。アマゾンが実店舗網を持つアパレル企業を傘下に収めれば、その弱点を補えるため買収もあるだろう。ただ、最近はIT企業への政治的な圧力が世界的に増す傾向がある。その中で、巨大化したアマゾンはどこまで成長し続けるのだろうか。少額な株主でしかない愚生だが、アマゾンには期待したい。ところで、愚生も長い間、サラリーマン時代を過ごしてきた。そこでは、勤務先の企業の浮沈で、本人努力で補えない多くの不幸な人生を眺めた。企業は生き物だから、常に安泰という事はない。市場の嗜好や環境が変わる中で、その時々の時流に乗ったり、離れたりする。そして、どんな企業や事業でも必ず浮沈がある。そう思うと、人に自分を委ねた人生など、つくづく送りたくない。倒産のない親方日の丸の高級官僚などには、耳の穴をかっぽじってよく聞けと言いたい。

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