古今東西、最後に笑う者が最もよく笑う
今朝は、大谷君が先発と言うので朝の5時から野球中継を見ていた。6回までは調子が良かったが、7回に打たれて降板した。そうはいっても、6回2失点なら上々なのだろう。MLBでは、先発投手が6イニング以上を投げて、自責点を3点以下に抑えることをクオリティースタートという。この達成率が、先発投手の安定感を評価する。そういう意味では、責任は果たしたのだろう。しかし、愚生などの無責任な観戦者は、圧倒的な大谷君のピッチングを期待している。大谷君の降板後、物足りなさを感じでテレビのスイッチを切った。ところで、特別アシスタントをしているイチローは何をしているのだろうか。昨日のMLB解説者の桑田真澄さんは、ゲームに出ないのに球場にいて時間をどう潰すのかと訝しがっていた。家に帰る時に、車の中で焦燥感があるのではないかと。昨日のマリナーズのサヨナラ勝ちの時は、ベンチに入れないはずだったが、脇からユニホーム姿で飛び出てきた。愚生にはイチローの駆け寄る顔は、喜んでいるというより泣き面に見えた。辛口の張本は、イチローのユニホーム姿は見たくない。イチローの特別アシスタント就任や来年の開幕戦に出場する可能性など、歯の浮くような理由など聞きたくない。イチローを人寄せパンダに使って、マリナーズは屁理屈を作っているだけだと批判する。愚生は、張本は大嫌いだが、この率直な意見には同感だ。MLBにしがみ付くイチローと、扱いに苦慮するマリナーズの利害が一致しているようだ。ところで、愚生のような者にも人生観はある。勤め人を長くしてきたため、いやというほど美学を持たず哀れな姿を曝す人を見てきた。会社で地位があった時は、他人のことだと思って立派な意見を宣う。しかし、いざ自分が進退を問われる立場になると、降格されても恥を忍んで会社にしがみ付く。見苦しいというか、過去の社歴というか、キャリアを全てみすぼらしいものにしてしまう。古今東西、最後に笑う者が最もよく笑う(He who laughs last laughs hardest)という箴言がある。人生の初めは笑っていた者も最後には泣くこともある。最終の結果がよくて笑う者が最高だという戒めだ。そう思うと、脳裏の中に若い頃に蝶や花よと持て囃されても、晩年寂しい思いしている人の心情を思いめぐらせてしまう。
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