インターネットとテレビ放送の融合の中で
昨夜は、サッカーワールドカップ予選で日本がコロンビアに勝った。愚生は、勝つとは思っていなかったので早めに就寝していた。すると、窓際から耳障りな拍手が聞こえた。そこで、これは試合が引き分けだったのかと思って枕元のスマホを見れば、日本の勝利だった。戦前の予想を裏切っての勝利だ。愚生自身は、ナショナリストだとは思っていない。しかし、何か満たされるような感があった。ところで、ワールドカップさ中に、米国と中国が全面的な貿易戦争に向かうとの懸念が再燃した。そのせいで、アジア・欧米株が大きく下げた。ダウ工業株30種平均は6営業日続落し、ここ1年余りで最長の連続安となった。ダウ平均は▼287.26ドル(1.2%)下げて24700.21ドル。米10年債利回りは▼2.90%に低下した。株は指数を対象とした投資信託などでは、セットで売られることもあるから個別銘柄も全面安という事は多い。ただ、米国と中国の貿易戦争は、モノの移動が伴う製品や原材料には大きく影響するだろう。しかし、ネットワーク関連のサービス業には、影響が軽微だと思っていた。そこで、FANG銘柄の株価を散見すれば、ほとんどの株が下げる中で、下げ渋っていた。逆に、アマゾン株とネットフリックス株は上げていた。ネットフリックスは、$405.00と△14.6ドル高の△3.74%も上昇。アマゾン株も、$1733.00ドルで、△9.21ドル上昇、△0.53%の上げだった。これらの株は、貿易戦争のリスク回避で買われたのかもしれない。愚生も、FANG株に将来を託して小資金を投資してはいたが、配信の付加価値が見えないため、ネットフリックス株は除いていた。このネットフリックスの特色はオリジナルのコンテンツだといわれる。オリジナルコンテンツを制作している動画配信サービスでは、他社より頭一つ抜けているらしい。つまり、コンテンツを制作する強みを持っているということだ。ネットフリックの番組製作費は、2016年には約5500億円、2017年は約6600億円と年々増加して、話題作を次々に配信している。高速マルチキャストの動画配信は、これから普及する5Gの最も売りとなる目玉機能だ。このコンテンツ制作能力が評価されて、株価が上昇しているようだ。確かに、視聴者獲得の最後の決め手となるものは放映されるコンテンツだ。自社で有力なコンテンツ制作ができない企業は、インターネットとテレビ放送の融合の中で生き残れなくなる。ネットフリックの売り上げが、毎年大幅に伸びている。どうも愚生は、エンジニア的な発想からネットフリックスのコンテンツ製作能力を軽視していたようだ。そう思い、昨晩は同じNが頭文字のエヌビディア株を少し売却して、ネットフリックス株を試し買いしてみた。
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