非正規雇用に重要な仕事は任せない
昨日は、OB会で箱根湯本に行っていた。飲みながらの歓談が目的のため湯本留まりで十分だと思ったからだ。自分が幹事をしている都合で、招集から手配まで旅行会社の添乗員と同じだ。他人の世話を焼くのは嫌いではない。しかし、ある程度、こちら側の負担がわかってくれるなら良いのだが。幹事をした経験のある人と話すと共感を得られるのは、やはり同じことを痛感しているからだろう。特に、すきかってな振る舞いをする学友をみると、いったい彼らは人生をどう渡り歩いてきたのかと呆れる。自己の視点から見るのは同じだとしても、相手の立場を考慮することに考えが及ばないようだ。理屈が合っていることが、必ずしも正しいわけではない。プロジェクトの推進と同様に、瞬時の決断が優先することも多い。結局、いつの間にか仲が良い仲間だけの集まりになってしまう。そして、それで良いのだと納得する。もう、十年来の間、年に二回の開催のため、メンバーも還暦過ぎで固定してきた。お互い気心が知れているので、気まずいという事もない。大学時代から忙しいと言うのが口癖の愚生の友人は、今も土曜日の夜十二時まで働いていて忙しいという。夜遅くまで非正規雇用の従業員に、重要な仕事を任せることなど考えられない。日大のアメフット問題と同様で、何か、どこかが相互に乖離しているのだろう。彼のスケジュールに開催日程を合わせたところで、彼が参加する保証はない。三つ子の魂百までというが、今も自己中心的な考えから抜け出ないようだ。マタイ福音書四章:「人はパンのみにて生くるものに非ず」とある。人は物質的な満足だけを目的として生きるものではなく、精神的なよりどころが必要だという意味だ。今そろそろ、人生の終局に向かって歩いている。この現在の立ち位置を認識していれば、あるていどの共感があってしかるべきだ。悲しいかな、そういうことを意識しないで生きている人は多い。健康や空気同様に、なくなってからでは遅いのだが。
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