昨日は父の日だった
昨日は父の日だった。例年、息子からワイン二本と乾き物のおつまみを貰う。以前は、高級な洋酒や日本酒などを貰うことがあった。金箔入りの贈答酒などは、高いだけで心苦しい。そういう訳もあって、最近は愚生好みの安い銘柄のワインを貰うことになった。それを貰うことを前提に、カミさんには夕飯はビフテキにしてくれと頼んだ。愚生の時代は、牛肉は高級品だった。そのせいか、愚生は今でもステーキが好きだ。先日、加藤一二三九段が対局中の食事は決まって「うな重」を頼むという。新進気鋭の藤井聡太七段は軽い麺類しか食べないと聞いて、是非うな重を食べて欲しいと言っていた。加藤九段の時代は、うな重は贅沢な食事だった。愚生も新入社員時代、沼津工場への出張の折に、三島のうなぎ専門店「うなよし」でうな重を食べた記憶がある。値段は馬鹿高かったが、ウナギが二重に入った豪華版だった。戦後二十年代の愚生の幼少期は、食糧事情が悪かった。そのせいもあって、あの時代生まれの人は、うな重やステーキを食べたいと思うのだろう。ただ、最近は「うなぎのかば焼き」などは甘すぎて美味いと思わないので、食べることはない。十五歳の藤井さんは、加藤九段のような日本が貧しい時代を知らない。うな重など美味いと思わないので、胃に負担がかからない麺類を食べるのだろう。昨晩は、ワインを一本近くも飲んでしまった。しかし、ビフテキがつまみだったせいか二日酔いにはならなかった。そういえば母の日に、愚生も介護施設に居る母にクッキーを送った。アマゾンの贈答カードには、何文字か埋めることができたので、歯が浮く言葉を書いた。はっきり言って、いつも愚生を話のタネに扱き下ろす母は好きになれない。そうは言っても、小さい頃に世話になったことは事実だ。それを思い出だして、毎年贈り物をしている。愚生の息子もそうでなければと思う。
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