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2018年6月24日 (日)

トランプに対しては、沈黙は金

Picture_pc_cc6afd38e59644870081d204 トランプ米大統領が、EUから輸入する自動車全てに20%の関税を賦課する可能性に言及した。それが引き金となって、22日のドイツ株式市場で同国自動車メーカーの株価が下落した。トランプの放つ「自動車メーカーは、米国で生産しろ!」とのツイートを受けて、VW、ダイムラー、BMWの株価は値下がりした。一方、有利になると目されるGEなどの米メーカー株も上げ足を縮めた。相互関税障壁の報復は、世界経済にとってマイナスとの観からだろうか。このトランプと言う人は、火のない所にでも煙を起こす。幾ら軍事力で勝ると言っても、このように相手事情を与しなければ、信用を無くす。支那や朝鮮のような、「規則や約束は相手が守るもの」というような前近代国家なら未だしも、欧州に言っても良い結果は得られない気がする。それは、欧州で食い詰めた人々が米国に移民した過去があるからだ。日本でも、明治時代になって身分解放令により廃止されるまで、穢多・非人という身分があった。士農工商の4身分の下に、穢多・非人を主要部分とする賤民という身分だ。古くは、「続日本後紀」842年(承和9)の条に橘逸勢が謀反の咎で本姓を除かれて非人姓にされたとある。また後に、農地から逃散し人別帖(戸籍)から除かれた、戸籍がない人も非人と呼んだ。穢多の職業は、斃牛馬の処理と獣皮の加工や革製品の製造販売などの仕事。また、各種芸能ものの支配。竹細工の製造販売などを家業としていた。非人は、街角の清掃、芸能、刑死者の埋葬などに従事した。こういう歴史があるから、欧州、特に英国・仏では、米国人に対する上から目線があるのではないか。それが一層、トランプとの摩擦を大きくしているのだろうか。欧州に対して高圧的なトランプは、黒人大統領だったオバマ時代と大きく違う。この点、日本は明治維新以前、白人社会からの侮蔑を受けたが、耐え抜いてきた。今回も、嵐が通り過ぎるまで、安倍首相のように身を引き締めて、じっとしているのが最良だ。トランプを批判してみたところで、逆恨みを買うだけで得る物はない。日本から見れば、欧州とて、これまで日本製品に過大に関税をかけていたくせに、米国に文句を言う筋合いではないだろう。日本を走る欧州車などは、すべて輸入車両だ。ただ、BMWやダイムラーは、四半世紀にわたり米国で生産してきた。そして、昨年には約1100億円を投じ電気自動車の生産を開始する方針も明らかにしている。それでも、トランプは配慮もしないで囃す。いずれにしろ、トランプに対しては、沈黙は金という箴言が最もふさわしいようだ。

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