日経平均株価の売り、S&P500指数の買い
日経新聞に「ひとり勝ち」の色強める米国株という記事があった。それは、米雇用統計が公表される1時間ほど前、トランプ大統領はツイッターに「雇用の数字をみるのが楽しみだ」と投稿していたからだ。米国大統領は前日に数字を知らされるから、当然、事前に知っている。毎度のことだが、不用意な投稿するトランプ大統領だ。景気は強いのにインフレが加速しないという雇用統計だったため、ダウ工業株30種平均は前日比219ドル上昇。ナスダック総合株価指数も2カ月半ぶりの高値を付けた。米国経済は陰りがみえないが、欧州や日本では景気減速を示す指標が目立ってきた。その結果、バンクオブアメリカ・メリルリンチは指数に連動した運用として「日経平均株価の売りとS&P500種株価指数の買い」を顧客に勧め始めたという。S&P500は米国の代表的な株価指数だから、日本株売りの米国株買いの推奨だ。目先は相場上昇が続きそうだというから、米国株は来週以降も上げるのだろうか。イタリアで新政権が発足し、ユーロ圏離脱の是非が問われることが予想されていた再選挙が回避された。また、トランプ米大統領が米朝首脳会談を予定通り開催すると表明したこともあって、地政学上の懸念が緩和された。そのせいだろうか、米国株市場はハイテク株が上昇を主導した。アップル、マイクロソフト、アルファベット(グーグル)といった大型株が堅調で、S&Pハイテク株は過去最高値を更新。ナスダック総合は最高値まで約1%にまで迫った。愚生ごときでも、昨日の米国株の含み益の増加分で今工事中の外壁塗装代くらいは捻出できそうだ。しかし、良いことは長くは続かないものだ。捕らぬ狸の皮算用にならなければと自分を戒めたい。
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