最近は「●A●G」株と「MAN●」株という感じ
FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長は講演で、インフレが2%超に加速する明確な兆候はない。インフレ期待が非常に大きく上昇ないし低下した場合には、FRBは「何でもやる」と述べた。ただ、漸進的な正常化プロセスの利上げは適切だとの見方を示した。しかし、利上げのペースを加速させる考えがないことも合わせて示唆した。パウエル議長の講演は、インフレと比較して、利上げに関しては軽く触れる程度だった。トランプ大統領の気持ちを忖度しているのだろうか。その結果、S&P500種株価指数は前日比0.6%高の2874.69。ダウ工業株30種平均は133.37ドル(0.5%)上げて25790.35ドル。米国債市場では、10年債利回りが2.81%に低下した。愚生の持株の中では、大暴落もあったせいでフェイスブックのパーフォーマンスが悪かった。情報として流れる識者の意見も、ネットフリックスとフェイスブックについては、企業が脆弱だとの厳しい意見が多い。ネットフリックスは、決算前後に全て売り切ったので、愚生は大きな損失は被らなかった。一方、フェイスブックは売買しながら、未だに将来性を買って持っていた。なぜなら、今後もSNSの拡大は続く。5Gへの移行により、更に事業は拡大すると思ったからだ。識者の意見など、専門的な経営者や技術者とは違うと思い軽視していた。ただ、フェイスブックの決算発表を読み返せば、短期的には事業の利益水準は拡大しないとのザッカーバーグのコメントがある。先々の株価など、いくら考えても予想などできない。そう考えると、試行錯誤するより、一旦損切して撤退した方が安心だとも思った。結局、寄り成りでフェイスブック株を全て売却した。売った後に、その株価が上昇することは多い。しかし、下落よりはましだと慰め、自分の目算の誤りを悔やんだ。「FANG」株や「MANT」株という言葉をよく聞く。しかし、最近では「●A●G」と「MAN●」という感じで抜け落ちてきた頭文字が多い。今、何のビジネスが一番伸びているのだろうか?アマゾンやマイクロソフトでは、利益の源泉はクラウドサービスだ。一番老舗のセールスフォースドットコムなどが、最も有望なのかと思って、財務諸表を読めば売り上げは伸びているが利益が全く出ていない。どうも、クラウドサービスからは、アマゾンやマイクロソフトのような儲けは出ていない。アップルもサービスに移行して売り上げを伸ばしているが、未だにハードの比重は大きい。堅実な投資なら、アマゾン株の買い増しや、マイクロソフトへの分散投資が安全な気がする。今日明日は、市場は休みだ。少しゆっくりと考えを巡らして見よう。
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