この炎天下での防災訓練

『M市長殿
〇〇M市長の住民本位なM市行政には、いつも感謝しております。
しかしながら、近年の異常気象による熱波のため、熱中症が激増しております。政府や監督官庁からも熱中症対策をとるように、日々テレビ・ラジオ・ネットで、できるだけ外出しないようにとの呼びかけがあります。その一方で、M市は炎天下の中、防災訓練を開催するとの招集をかけています。(添付PDF資料参考)
愚生はなぜこの炎天下の中で、こういった二次災害というか、生命にもかかわる危険な行事を敢行しなければならないのかと疑問に思います。「防災の日」は、昭和35年に、内閣の閣議了解により制定されたものです。9月1日の日付は、大正12年9月1日に発生した関東大震災にちなんだものです。また、例年8月31日 - 9月1日付近は、台風の襲来が多いとされる二百十日にあたり、災害への備えを怠らないようにとの戒めも込められています。要するに災害が発生することが、多かったためこの日を決めたものです。その災害の多かった日に、新たに災害を起こすような炎天下の防災訓練の招集など、本来の主旨から大きく外れています。自治会からの招集文には、役員、班長、児童、その父兄など老若男女すべてが参加すべしと言う文面です。当自治会は、昭和40年に分譲された古い住宅地域です。
老人といっても80歳代が最も多く住んで居ます。本来なら、自治会など抜けたいというのが本心です。そうはいっても、近所づきあいの関係上から、逃れられないのが実情です。昨今の夏の甲子園高校野球も、酷暑・連戦という過酷な条件下、チームのため、学校のため、といわれれば、エース投手は肩の酷使を断れない状況です。M市の防災訓練も当にこれと同じでしょう。近所づきあいから断れないことを良いことにして、M市役所は、多くの住民を大動員させて成功だったと満足しています。防災訓練の重要さは十分認識しています。しかし、この熱波の中で開催する市役所の愚行は、とても共感できるものではありません。もっと涼しくなった時期を選んで行うべきではないでしょうか。このような時期の開催は、M市自身が熱中症に対する危機意識の欠如の表れだと思います。』とM市へ問い合わせた。どういう回答が返ってくるかわからない。しかし、忙しい市役所職員の仕事の足を引っ張ることはだけは確実だろう。こういうことで、愚生のストレスを発散することは、半島の人々を軽々に批判できなくなる気がする。
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